アスクル 決算/6~8月売上高は過去最高を更新、利益面は大幅減益に

2025年09月17日 15:53 / 決算

アスクルが9月16日に発表した2026年5月期第1四半期決算によると、売上高1223億2400万円(前年同期比3.3%増)、営業利益10億5300万円(59.1%減)、経常利益9億3800万円(62.6%減)、親会社に帰属する当期利益3億4400万円(77.7%減)となった。

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売上高は、熱中症対策義務化による需要や備蓄米の販売により堅調に推移し過去最高を更新した。

営業利益は、関東DCの立ち上げによる固定費増加や基幹システムのリプレイスなどに加え、人件費や広告宣伝費の増加も響いて大幅減益となった。ただ、営業利益は計画を上回る水準で推移。

主力の「eコマース事業」の売上高は1202億4900万円(3.4%増)。「ASKUL事業」を中心に堅調に伸長し、為替の改善などにより売上総利益率が改善。営業利益は固定費の増加が響いて10億6400万円(58.5%減)となった。

「eコマース事業」の内訳として、「ASKUL事業」は熱中症対策義務化の需要を捉え売上高3%増、「LOHACO事業」は備蓄米が売上を底上げし売上高5.4%増、「グループ会社等」は売上高4.5%増だった。

「ロジスティクス事業」の売上高は19億1200万円(2.0%増)、営業損失は3300万円(前年同期は2500万円の損失)となった。

通期は、売上高5000億円(3.9%増)、営業利益110億円(21.5%減)、経常利益105億円(24.0%減)、親会社に帰属する当期利益66億円(27.2%減)を見込んでいる。

アスクル 決算/5月期営業利益17.4%減、物流再編でコスト増

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