日本気象協会/「野菜の相場予測」開始、最大15週先まで分析
2025年12月03日 11:52 / IT・システム
日本気象協会は12月3日、全国の主要市場における野菜の取引価格および取引数量を予測する「野菜の相場予測」を提供開始した。
日本気象協会が保有する気象データと、農作物の取引に関する各種データを活用。野菜産地の気象条件が生育や流通量に与える影響を体系的に分析し、市場動向を予測するもの。
対象となる野菜は、キャベツ、レタス、はくさい、だいこん、にんじん、たまねぎの主要6品目に加え、トマト、ピーマン、ほうれん草、ばれいしょなど、約50品目。
全国にある14の主要市場を対象に、取引価格・数量予測を最大15週先まで週次で提供する。
用途に応じて、「PDF または CSV でのデータ提供(メール配信)」(料金:問い合わせ)と、「ビジネス向け天気予報アプリbiz tenkiでの閲覧」(月額650円、初月無料)で対応する。
<「野菜の相場予測情報」概要>
| (1)PDFまたはCSV形式 | (2)アプリ「biz tenki」 | |
| 掲載品目数 | 野菜全50品目 | 指定野菜15品目 |
| 掲載単位 | 金額、数量 | 指数、平年比 |
| 予測リードタイム | 15週先まで | 8週先まで |
| 提供方法 | PDFまたはCSV形式(メール配信) | スマートフォンアプリでの閲覧 |
| 料金 | 問い合わせ | 月額650円(初月無料) |
「野菜の相場予測」の提供により、流通や小売、食品加工・外食産業における仕入れや販売計画の高度化を支援し、需給の安定化と食品ロス削減に寄与したい考え。
■主要14市場
札幌市、仙台市、東京都、横浜市、名古屋市、金沢市、大阪市、京都市、神戸市、広島市、高松市、福岡市、北九州市、沖縄県
■「野菜の相場予測」に関する問い合わせ先
https://weather-jwa.jp/contact/
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