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ワタミの100%子会社ワタミファーム&エナジー(ワタミF&E)は、4月からの電力小売の全面自由化に向け、家庭向け電力小売事業に参入する。
3月から、一般家庭と小規模事業所などを対象に予約の受付を開始し、5月から電力の供給を開始する予定だ。
ワタミグループは宅食事業を展開しており、1日に約22万人のお客に日替わり弁当を届けている。
「ワタミの宅食」の利用者を対象に、電力購入のセットメニューとして、電力供給先の家庭で電気が使用されたことをメールでお知らせするサービス「おはようメール」を導入する。
「おはようメール」は、1日1回、正午までに電気の使用状況を、登録したメールアドレスに自動送信するサービス。
離れて住む家族に対し、メールで電力使用を知らせることもでき、一人暮らしの高齢者や高齢者世帯の見守りにも活用できる。
ワタミF&Eは「ワタミの宅食」と連携することで、弁当を届ける「まごころスタッフ」を通し、毎月直接お客に届けているお客向け情報誌「月刊宅食らいふ」で、電力販売について紹介する予定だ。
ワタミグループは、2012年に秋田県にて風力発電を開始して以降、積極的に再生可能エネルギー事業に取り組んできた。
電力小売事業に本格的に参入することで、一般家庭にも自然エネルギーを電源とした電力を供給し、国内での再生可能エネルギーの普及に貢献するという。
直近の目標としては、2016年9月までに電源の約3割を再生可能エネルギー(FIT電気)でまかなうことを掲げている。
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