クラウド人材管理ツール「カオナビ」を提供するカオナビは5月24日、吉野家ホールディングスが、「顔写真が一覧で見られる」クラウド人材管理サービス「カオナビ」を導入すると発表した。
吉野家ホールディングスは、グループ傘下に牛丼の吉野家、讃岐うどんのはなまる、寿司の京樽、ステーキのアークミールなどを有し、国内・海外合わせて2900店以上を展開する。
グループでは、ホールディングス化したことをきっかけに、グループ内での人材交流が行われるようになり、人材情報を統括する必要性が高まっていた。
特に、現場社員と定期的に交流を図る社長から「社員の顔と名前を一致させたい」という要望を受けたことがきっかけとなり、外出先からでもスマホで簡単に社員の「顔と名前を一致」させることができるカオナビを使えば、社長自らが社員に名前で声をかけられる点や、グループ傘下の人材情報が連携できるため、管理が容易である点などが決め手となり、導入が決定した。
今後、店舗でアルバイト中の就活生とのコミュニケーションツールとしてもカオナビを活用し、採用活動にも役立る予定だ。
吉野家ホールディングス担当者は、「各社が使用している人事システムを統合するのは並大抵の苦労ではない。しかし、カオナビという新たなツールを提供して各社の人材情報を連携すれば、システムを統合するよりも容易に管理が可能になる」とコメントしている。
各社それぞれの目的やねらいに合わせてさまざまな活用ができ、誰がどこにいるという情報だけではなく、経歴や人事評価に表れない小さなトピック、行動なども登録することによって、放っておいたら埋もれてしまうような人材の可視化も期待しているという。
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