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矢野経済研究所が9月5日に発表した、ゴルフ市場に関する調査によると、2015年の国内ゴルフ用品市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比3.2%増の2591億円となった。
小売市場における余剰在庫の整理、仕入抑制の影響を受け大幅なマイナスとなった2014年からは回復基調にあるが、市場規模自体は2013年の水準(2629億6000万円)を下回っている。
商品カテゴリー別に2015年の国内ゴルフ用品市場(メーカー出荷ベース)を見ると、ハイブリッドクラブは金額ベースで17.4%増の87億7000万円と大きく伸張した。
ゴルフシューズも数量ベースでは1.8%増の168万足だったものの、金額ベースでは12.5%増の123億3000万円と大きく伸張した。
ハイブリッドクラブではフェアウェイウッド及びアイアンからの代替需要が盛り上がったこと、ゴルフシューズでは、特価処分販売品の構成比が減少したことやダイヤルシューズの構成比が上昇したことによる商品単価の上昇が成長要因となった。
2016年の国内ゴルフ用品市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、1.8%増の2637億8000万円と予測する。
多くの商品カテゴリーで「数量減、金額増」の予測となっており、商品単価が上昇すると予測する。
国内のゴルフ用品取扱関連企業は、これまでの右肩上がりを前提とした「量のビジネス」から、ゴルファー人口減少を見据えた「質のビジネス」への転換を図っており、2016年はビジネスモデルの転換期にあると考える。
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