パイプドHD/女性ファッション誌の通販サイト事業から撤退
2017年01月05日 13:58 / 経営
パイプドHDは、連結子会社のウェアハートが営む女性ファッション誌の通販サイトの運用とそれに付帯する事業から撤退すると発表した。
ウェアハートは2015年7月から、女性ファッション誌の通販サイトの運用を行っており、雑誌との連動企画、新規ブランドの取扱開始などを通して会員獲得と流通総額増大による事業規模の拡大を目指していた。
しかしながら、コスト面において事業構造的な赤字体質を改善しえない状況であり、グループが主体的な立場でこの事業を継続することは困難であると判断したため、事業からの撤退を決定した。
そのため、2017年2月期の売上高と利益は、当初の業績見通しに対して大幅に未達となる見込み。
今回の事象は、ウェアハートが営む事業に固有の独立した問題であるため、アパレル・ファッションに特化したECサイトの構築と運営受託事業については引き続き継続する。
事業撤退により、ウェアハートは今後清算に向けた処理を進める予定で、その過程で在庫などの資産の処分による損失の発生する可能性があるが、資産の処分による損失自体が今期の連結業績に与える影響は軽微と判断している。
2017年2月期第3四半期の撤退対象事業の売上高は8400万円、売上総利益900万円、営業損失4300万円、経常損失4300万円だった。
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