富士通/千葉市でブロックチェーン技術による地域スタンプラリーを実証実験
2017年03月16日 11:10 / IT・システム
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富士通は3月20日、ブロックチェーン技術を活用した地域スタンプラリーの実証実験を千葉市の後援、千葉銀行の協賛をうけ、千葉市中央区の千葉銀座通りを中心に開始する。
3か月程度、千葉県が舞台であり、アジア圏から人気があるライトノベル「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(通称、俺ガイル)とコラボレーションしたスタンプラリーを行う。
作品の世界観を引き出し、スタンプを貯めるだけではなく体験型の要素を盛込んだイベントを行う。
地域スタンプラリーは、地域の金融機関・地場企業や自治体と連携し、その地域に縁のあるアニメ・スポーツ・観光地・グルメなどのコンテンツを活用することで、地域に人を誘致する。
同社は、スタンプラリーのサービスを通じて、参加者の行動データを収集・蓄積し、分析する。
分析したデータは個人を特定できないように加工した状態で地域の金融機関・地場企業や自治体に提供し、データを活用することで、新商品の開発・マーケティングや、地方創生に活用できる地域の周遊経路の最適化などが期待できる。
また、スタンプラリーにブロックチェーン技術を活用することで、履歴の変更が事実上困難になり、過去のすべての取引履歴が残り続けるという透明性と信頼性の高さを実現し、コンテンツ利用料の精算管理、スタンプの発行管理、参加者の動線把握などが行える。
なお、ブロックチェーン技術は、ネットワークに接続された複数のコンピュータが取引記録などを共有し、相互に認証する仕組み。 特定の管理者がいないため、改ざんや攻撃に強い。
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