伊勢丹メンズ館/ソフトバンクと共同でIoT製品専門店、期間限定オープン
2017年05月15日 15:50 / 店舗
三越伊勢丹は5月15日~6月13日、伊勢丹新宿本店メンズ館1階プロモーションスペースで、IoT製品を集積した専門店「ミライデジタルボックス」をオープンする。
ソフトバンクが運営する、IoT(Internet of Things)製品の企画・販売のプラットフォーム+Style監修のもと、最先端の技術を集結した商品やライフスタイルを豊かにするガジェットを紹介。
初披露となる製品などデジタル・テクノロジー・IT企業・IT専門のメディアが合同で、プレゼンテーションし販売する専門店として、期間限定で展開する。
パナソニック、シャープ、オンキヨー、DMMなど11社が提供する商品を+Styleが監修して紹介する。
伊勢丹新宿本店紳士スポーツ営業部部長の鈴木健彦氏は「伊勢丹メンズ館は14年前に男である幸福をテーマにファッションとこだわりを提案してきた。これまでは洋服と服飾雑貨の提案が多かったが、お客様の興味・関心が多様化する中で、衣食住の全てのコンテンツで男性が興味をもちそうなものを提案する」と語る。
ソフトバンクのIoT事業推進本部事業企画統括部担当部長の近藤正充氏は「IoT製品を拡大する中で、百貨店のような生活に密着したところで商品をしっかりと展示・販売する必要がある。最先端の商品に感度が高いお客が多い、百貨店の集客力を生かし、最先端のIoT製品に触れる機会を作りたい」という。
今回の期間限定店舗は5月15日から29日までの前半2週間は、参加各社の1社にフォーカスした展示・プロモーションを展開するのが特徴。
日替わりで1社毎にプロモーションを展開することで、より深い商品知識を提供する。
5月30日~6月13日の後半2週間は、「目利き達が選ぶ、ISETAN MEN’Sな父の日ギフト」をテーマに、IoT製品の販売を重視したプロモーションに変更をする。
期間限定店舗の運営を前半と後半で、変更することで、最先端の商品知識を理解した上で、商品を購入できる環境を整えたいという。
ミライデジタルボックスでは、リコーの協力で、360度カメラと3Dカメラを設置し、お客の行動を分析。来客数、商品ごとのの注目度、温感センサーを活用した混雑度などを計測することで、プロモーションの成果の定量的な計測にも挑戦する。
今回は、シャープが展開する電話付き会話ロボット「ロボホン」(21万3840円)やDMMが横浜で展開する「DMM VR THEATER」の20分の1レプリカ(展示のみ)などを提案。
スマートフォンで楽曲を再生するだけで、透明な本体に歌詞を美しいデザインと動きで映し出す(32万4000円)を販売する。
鈴木部長は「お客様のライフスタイルが多様化する中で、取扱いアイテムの幅を広げていく。これまで伊勢丹で取り扱っていないアイテムを取り上げることで、伊勢丹を利用していないお客様の来店も期待できる。今後も、商品販売だけにとどまらず、商品紹介のみのイベントを含めて、さまざまな企業とコラボレーションした企画を実施していきたい」と語った。
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