津田沼パルコ/目標年商30億円、「つだぬマルシェ」でファミリー層を集客
2017年10月05日 15:51 / 店舗レポート
- 関連キーワード
- イトーヨーカドー
津田沼パルコは10月5日、地下1階に新しい編集ゾーン「つだぬマルシェ」をオープンした。
開業40周年を機に大規模改装を行う一環で、A館・B館の地下を連結した売場面積約2700m2に、千葉県初出店1店、津田沼エリア初出店9店をを含む、全15店がオープンした。
山本仁也店長は、「開業から40周年を迎え、商圏環境は大きく変化している。特に5年ほど前から開発が本格化した大規模住宅開発プロジェクトである津田沼・奏の杜で、マンションが建設され、30代・40代のファミリー層が飛躍的に増加している。改装により、ファミリー層から支持される商業施設を目指す」と語る。
1月31日に閉店した「西友津田沼パルコ店」の跡地をリニューアルするもので、目標年商は30億円。リニューアル前の年商は20億円程度だった。
A館地下側には、グロサリー専門ショップ「北野エース」を配置した。
北野エースで、名物となっている全国各地のレトルトカレーを集めた「カレーなる本棚」のほか、こだわりのドレッシングやパッケージが個性的な輸入菓子などを販売する。
生鮮食品では、青果・精肉・鮮魚の専門店を配置した。いずれも津田沼初出店となる「澤光青果」、「肉処たかぎ」「魚力」を誘致した。
北野エース、澤光青果、肉処たかぎ、魚力を合わせて、あたかも一つの食品スーパーのような買い回りを促すため、4店の会計は集中レジで、一括できる仕組みとした。
津田沼パルコは、JR津田沼駅前に立地するが、駅周辺は、「イオン津田沼店」「イトーヨーカドー津田沼店」「ダイエーモリシア津田沼店」や大型商業ビルの「モリシア津田沼」など総合スーパーを中心に、一大商業集積を形成している。
山本店長は、「津田沼駅周辺は、古くから総合スーパーが強い商圏となっている。日常生活に強い総合スーパーに対して、手の届くちょっとした贅沢に対応できる専門店を誘致することで、競合店にない来店動機を作りたい」と語る。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。