津田沼パルコ/目標年商30億円、「つだぬマルシェ」でファミリー層を集客
2017年10月05日 15:51 / 店舗レポート
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つだぬマルシェでは、食物販だけでなく、非食品テナントとして、ドラッグストア「トモズ」、100円ショップ「キャンドゥ」、子供服「西松屋」、写真プリント「コイデカメラ」、生命保険「アフラック」を配置した。
山本店長は、「津田沼パルコはこれまでも、ファミリー層にも対応したコミュニティ型ショッピングセンターを目指していたが、ファッションを中心とした店舗構成で、20代後半のお客さまがボリュームゾーンとなっていた。コミュニティ型ショッピングセンターとして運営してる、ひばりが丘パルコ、新所沢パルコ、調布パルコの買い回りデータから、非食品のテナント構成を決定した」という。
ハウスカードであるパルコカードの購買データを分析すると、食品と一緒にドラッグストアの商品や100円ショップの商品を購入するお客が多いことが分かった。
新所沢パルコでは、西松屋が入店しており、食品を買うついでに子供服を購入するニーズがはっきりと表れているため、津田沼パルコでも西松屋を導入したという。
コンパクトなワンフロアに食物販専門店と食品と買い回りが連動する店舗を集積したことで、子ども連れの主婦が買い物をしやすい環境を目指した。
近年の商業施設では、大型の休憩スペースを設け、お客がゆったりとした時間を過ごせる空間を提供していることに対応して、約40席を配置した休憩スペースを新たに配置した。
買い物客が気軽に休憩できる空間を設けることで、買い物の間の休憩や待ち合わせ場所を提供する。
津田沼パルコは、2階がJR津田沼駅に通じるブリッジで連結する構造で、下層階への集客もひとつの課題となっていた。
今後、地下1階から地上2階までを食物販を軸にリニューアルする予定で、来年のゴールデンウィークを目途に、オープンする予定だ。
すでに1階の一部エリアには、食物販や飲食店を導入。1階の津田沼駅側入口には、「ファミマ!!」と「サーティワン」を配置した。
「ステラおばさんのクッキー」、茶葉専門店「ルピシア」も導入し、食との連動を意識したテナントの導入を進めている。
山本店長は、「開業40周年の節目の年であり、絶対客数が多いカテゴリーを優先的にリニューアルし、地下1から2階までは、生活消費軸で強い専門店を集める予定だ。客数を確保した上で、洋服、靴、服飾雑貨をふくめたファッション系テナントのブラッシュアップも並行して行い、パルコらしさを打ち出していきたい」と語った。
施設概要
所在地:千葉県船橋市前原西2-18-1
津田沼パルコA館・B館
営業時間:10時~21時(地下1階)
店舗面積:約2700㎡
店舗数:15店
■津田沼パルコ
http://tsudanuma.parco.jp/
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