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三井不動産/中国・上海に海外初の駅ビル商業施設「ららステーション上海蓮花路」

2021年06月28日 12:40 / 海外

三井不動産は6月25日、中国・上海市閔行(ミンハン)区において開発中である、上海地下鉄1号線蓮花路(レンファールー)駅に直結する駅ビル商業施設の名称を「三井ショッピングパーク ららステーション上海蓮花路」に決定したと発表した。

<三井ショッピングパーク ららステーション上海蓮花路>
ららステーション上海蓮花路

上海申通地鉄集団が開発・保有する予定の複合用途建物のうち、商業部分を当社グループが賃借、運営(マスターリース事業)するもの。海外における同社グループ初の駅ビル商業施設となる。順次開業し、2021年中に全体開業予定だ。

施設が所在する閔行区は、上海市南西部に位置し、市中心部にも近く、上海市の浦西(プーシー)エリアで最大の人口(約243万人)を有する行政区。施設の事業地である蓮花路駅は、1日あたりの乗降客数が約10万人、駅前に併設するバスターミナルからは32路線のバスが運行する交通利便性の高い立地だという。

施設コンセプトは、「My favorite THIRD PLACE」。家(ファーストプレイス)と職場・学校など(セカンドプレイス)の中間である駅を、単なる交通や移動のための場所から、生活者の交流や街のにぎわいの拠点へと変貌させ、この街に住んでいることを自慢したくなるような商業施設になることを目指す。

ららステーション上海蓮花路の開業に先駆けて、同25日に駅開き式典を開催した。インターナショナル・日本・中国の魅力的な店舗がそろい、5階に中国発のシェアオフィスブランド「DISTRII banban」の入居も決定。駅・商業・オフィスが一体化したハイブリッド施設を構成する。また、ドイツのスーパーマーケット「ALDI」が駅開き式典と同時に先行オープンした。

1階には「ALDI」と、朝食からランチ、ディナーまで楽しめる「フードホール」が入居する。

2階はファッション、雑貨、食品等のトレンド性の高い店舗がバラエティ豊かに集積する「トレンドゾーン」。3階は暮らしをサポートする店舗が「ライフスタイルマーケット」を形成し、さらに4階には幅広いニーズに対応するレストランやサービス店舗が出店予定となっている。

「ALDI」は、欧米各国で多くの賞を獲得するなど、世界中で愛されるドイツ発のグローバルチェーンスーパーマーケット。100年の歴史を持ち、十数カ国に1万店舗以上を構えている。世界中の仕入れネットワークを活かした強力なサプライチェーンを構築し、厳格な品質管理のもと、安定したグローバル品質を確保している。また、地域に根ざした店づくりで、多くの顧客にコストパフォーマンスの高い商品を提供している。

なお、施設のネーミングコンセプトは、「三井ショッピングパーク ららぽーと」「三井ショッピングパーク ららガーデン」などに共通する「三井ショッピングパーク」と「らら」のネーミングを継承し、ロゴマークも同型とすることで、三井不動産の商業施設シリーズであること強調している。

さらに「ステーション」と合わせることで、「毎日楽しい、毎日寄りたい、毎日新しい駅ビル型商業施設」であるとともに、欲しいときに欲しいものを買える利便性と高感度なライフスタイルを提案する施設であることを表現しているという。

■三井ショッピングパーク ららステーション上海蓮花路
建物規模:鉄骨造 地上5階、地下1階
商業部分:地上1階~地上5階
駐車場:地下1階
敷地面積:約1万7600m2
延床面積(商業部分):約3万1000m2
店舗面積:約1万6500m2
店舗数:約100店舗
駐車場台数:約250台
スケジュール:2021年開業(予定)

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