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ローソン/中国・大連に環境配慮モデル店舗、IoT非対面ロッカー導入

2021年07月30日 14:20 / 海外

ローソンの現地子会社である大連羅森便利店有限公司と松下電器(中国)有限公司(以下:パナソニック)は7月30日、中国遼寧省大連市中山区(ちゅうざんく)解放路(かいほうじ)に、アフターコロナ、SDGsに対応した最新型店舗「ローソン大連青泥窪橋旗艦(だいれんせいでいわきょうきかん)店」をオープンする。

<ローソン大連青泥窪橋旗艦店>
ローソン大連青泥窪橋旗艦店

ローソンとパナソニックは、2021年4月に、上海市に、省エネ・省CO2化を目指す環境配慮モデル店舗を開店した。

今回オープンする「ローソン大連青泥窪橋旗艦店」では、上海の店舗に設置しているパナソニックの省エネ・省CO2最新設備に加えて、新たに、専用のアプリで注文した商品が受け取れるIoT非対面ロッカー、商品・広告などの情報を表示するデジタルサイネージ、学校に寄贈する本寄贈ボックスを設置。パナソニックの中国の植物工場で生産された水耕栽培野菜の販売を行う。

<IoT非対面ロッカー>
IoT非対面ロッカー

中国のローソンで、当該ロッカーとデジタルサイネージを設置するのは初めての取り組み。

本寄贈ボックスに寄贈された本は、要望があった学校に提供し、提供された本は学校内に設置している「ローソン愛心図書室」に保管される。

その他、売場の冷蔵商品ケースの室外機へのGWP(地球温暖化係数)の低い冷媒R448Aを使用した冷凍機、高効率LED照明、セルフサービスの新型電子レンジ、省エネ実行支援システムなどを採用することで、電気使用量とCO2排出量ともに約2割の削減(2015年度の標準的な店舗対比)を目指す。

ローソンは中国で、アフターコロナの市場ニーズ、SDGs に対応した取り組みを進めている。店舗の外壁面に設置するIoT 非対面ロッカーは、専用のアプリで注文した商品を、店内で人と接触せずに受け取れる設備。ディスプレイ13台とプロジェクタ1台を活用するデジタルサイネージでは、クラウド経由でコンテンツの配信・管理が可能で、広告配信モデルを検証する。

<水耕栽培野菜も販売>
水耕栽培野菜も販売

当該店舗で発売する野菜の一部は、パナソニックの中国の工場で農薬不使用、低細菌環境下で生産されている。その他、パナソニックの独自技術「ナノイー」発生器を搭載した業務用エアコン、空間除菌脱臭機「ジアイーノ」で店内の脱臭・除菌
を行い、クリーンな空気質を提供する。

ローソンは、1996年に中国に進出、現在は同国内で3773店舗(2021年6月末時点)展開している。

■ローソン大連青泥窪橋旗艦店
住所:中国遼寧省大連市中山区解放路6号電商大厦(でんしょうビル)一階

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