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三井不動産/5/16「ららぽーと」台湾初出店、約300店舗オープン

2023年03月22日 13:10 / 海外

三井不動産は3月22日、台湾初のららぽーととなる「三井ショッピングパーク ららぽーと台中」を5月16日にグランドオープンすると発表した。

<ららぽーと台中外観>

施設全体のグランドオープンに先駆け、南館(41店舗)は2023年1月17日より順次オープンしており、北館(約260店舗)は4月下旬にプレオープンする。

同社はこれまで、台湾3大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)全てにアウトレット事業を展開してきた。同施設の開業により、すでに開業済の「三井アウトレットパーク」3施設との相乗効果が期待できる。

施設コンセプト「for the Vivid Colors of Life」 のもと、街と生活に彩りを添える新たなライフスタイルを提案。出店店舗には、日本国外第1号店となるスーパーマーケット「LOPIA」や、「UNIQLO」「GU」の2ブランド共同の大型店舗など日系店舗も多く含む。物販・飲食・エンターテインメントなどさまざまな用途をワンストップで楽しめるさまざまな店舗で構成され、店舗数は、台湾初出店16店を含む約300店に及ぶ。

<施設立地>

台湾初の「ららぽーと」となる同施設は、在来線台湾鉄道「台中」駅から徒歩約6分の市街地エリアに位置する。台中市の人口は約280万人(2023年1月時点)に達し、特に同施設から半径5km圏内、自動車で30分圏内に肥沃な商圏人口を有している。年間4500万人を超える観光客が訪れる都市で、台中における新たな拠点として、魅力的なまちづくりに貢献することを目指す。

隣地に広がる湧泉公園の自然を活かし、敷地内にも緑の連続性を持たせることで、顧客が快適に過ごせる屋外エリアも創出し、噴水広場や日本製の屋外遊具も設置している。

<北館/南館外観>

北館と南館の2棟で構成されており、統一感がありながらもそれぞれに異なるデザインテーマを設けた。

北館の施設デザインテーマは「NATURE(自然)」で、湧泉公園の豊かな緑をメインカラーとして抽出し、自然との共生をテーマとした。都心の駅前商業ならではの洗練された上質なデザインに、木の素材感やぬくもり、柔らかな光の射す明るい空間をデザインのエッセンスに加えている。

一方の南館の施設デザインテーマは「CULTURE(文化)」とし、地域の文化や歴史を伝える建国市場のレンガ色をメインカラーとして抽出。地域との共生をテーマとし、日常的な利便性を備えた商業として、カジュアルな素材感やデザインにレンガの素材感や市場の持つダイナミックな空間を取り入れている。

そして北館と南館の接続ブリッジ(2階)の天井には、台湾初となる4Kの天井大型LEDパネルを設置。ブリッジを渡る際に、大画面で季節を感じるアート映像などを楽しめる。南館メインエントランスの上段には、外壁と一体化したシースルーLEDパネルを採用し、南館の外壁をモチーフにした映像や館内店舗の広告などを放映。北館の吹き抜け部分に設置された360度LED画面の柱型スクリーンには、大迫力の3D映像が投影されるという。

<多彩な店舗ラインアップ>

北館には、中・小型店を集積させ、買い回りゾーンを構築。「ナノ・ユニバース」を始めとした台湾初出店の日系ブランドなどをラインアップする。1階にアフォーダブルラグジュアリー・インターナショナル、2階に日系ファッション・インターナショナル・レディース、3階にライフスタイル・ベビー&キッズ・ファミリー、4階にスポーツ・アウトドア・カジュアルを取りそろえた。

5階の約1200席のフードコートには、台湾初出店の「ちゃんぽん亭」や、新業態「日本橋海鮮丼つじ半」などが勢ぞろいし、台湾最大級の日系グルメフードコートを実現した。レストランゾーンには、台湾初出店「北○ KITAMARU」や、牛角グループの新業態「牛角BUFFET」などが展開する。

一方の南館には、大型専門店が集結。地下1階にデイリーユース、1階がライフスタイルと台湾グルメ中心のフードコート、2階がカジュアル・ライフスタイル、3階がライフスタイル・アミューズメントの専門店が並ぶ。

■三井ショッピングパーク ららぽーと台中(現地表記:Mitsui Shopping Park LaLaport 台中)
所在地:台湾 台中市東区進德路600號(北館)/台中市東区進德路700號(南館)
交通アクセス:台鉄(在来線)「台中」駅徒歩6分
事業主体:三中東区啦啦寶都股份有限公司
事業形態:リージョナル型ショッピングセンター
敷地面積:約4万3000m2
延床面積:北館 約14万8000m2/南館 約5万m2、合計約19万8000m2(立体駐車場面積含む)
店舗面積:北館 約4万7000m2/南館 約2万1000m2、合計約6万8000m2
建物規模:北館地下1階、地上7階(店舗1~5階)/南館地下1階、地上4階(店舗地下1階~3階)
店舗数:北館約260店舗/南館41店舗、合計約300店舗
駐車台数:1900台
駐輪台数:3500台
設計会社:大壯聯合建築師事務所
環境デザイン:(外装・ランドスケープ)石本建築事務所、Buchan、FORMium LANDSCAPE ARCHITECTS/(内装)ランドアートラボ
施工会社:大成建設(日商華大成営造工程股份有限公司台湾分公司)

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