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三井不動産/台湾の台南市に「三井アウトレットパーク 台南」オープン

2022年01月12日 15:10 / 海外

三井不動産は1月12日、プロジェクト会社の三南奥特莱斯股份有限公司を通じて、台湾にアウトレットモール「三井アウトレットパーク 台南」(台南市)を2月25日にグランドオープンすると発表した。台湾で3施設目、台湾南部では初のアウトレットモールになる。

<「三井アウトレットパーク台南」外観(イメージ)>

「Gateway Park Tainan」をテーマにした施設で、台南の玄関口をレンガ壁で表現した施設エントランス、ガジュマルの木を象徴的に取り入れた約20mのガジュマルタワー、光や緑があふれる内装空間など、台南らしさあふれるデザインを施した。

<上段(左から)エントランス、ガジュマルタワー、下段(左から)中央広場、飲食ゾーン(全てイメージ)>

また、台湾の商業施設では初という全天候対応型の全館エンクローズドモール設計を採用することで台湾南部の熱帯気候に対応した。2月中旬からは一部店舗の営業を開始する。

モールには、米衣料ブランド「アバクロンビー&フィッチ」や「ホリスター」などの台南エリア初出店のブランド12店、日系ブランド25店を含む約150店が出店する。

<インターナショナルブランドゾーンのショップ例>

インターナショナルブランドゾーンには、アバクロンビー&フィッチやホリスターに加え、オールセインツ、コーチ、ギャップ、ポロ・ラルフローレンなどがオープンする。

<スポーツ・アウトドアブランドゾーンのショップ例>

スポーツ・アウトドアブランドゾーンでは、アディダス、ニューバランス、ナイキ、プーマ、アンダーアーマー、ザ・ノース・フェイス、ティンバーランドといったショップが出店する。

<日系ブランドゾーンのショップ例>

日系ブランドゾーンは、ビームス、ユナイテッド・アローズ、アーバンリサーチを誘致した。

<フードコート(イメージ)>

一方、レストラン・フードコート・食物販ゾーンでは、台南エリア初出店ブランド22店、日系ブランド22店を含む36店舗を展開する。

<日系グルメのショップ例>

日系グルメは、台南エリア初出店の「がってん寿司」「鶏三和」「ビアードパパ」などが出店。

<台湾地元グルメのショップ例>

台湾地元グルメでは、老舗レストランの新業態「ASHA」(台湾料理)、台湾南部嘉義県の行列店「林聰明沙鍋魚頭」(魚介煮込み料理)などがオープンする。

<食物販ゾーンのショップ例>

食物販ゾーンは、台湾の老舗菓子店「郭元益」、台南地元菓子店「府城市集」、「ゴディバ、ウィッタード」などが店を出す。

<TOMS’WORLD(イメージ)>

そのほか、台湾アミューズメント最大手のTOMS’WORLDが三井不動産の施設で初出店する、親子で楽しめるエンターテインメント施設も開業する。

台南市は、年間2000万人を超える観光客が訪れる都市。施設は台南市の中心部から南東へ約16km、高雄市の中心部から北へ約41kmに位置し、年間利用者が約800万人にのぼる新幹線の台南駅、在来線沙崙(サルン)線の沙崙駅に近接しており、高速道路のインターチェンジからのアクセスもよく交通利便性の高い場所に立地する。

<三井不動産の台湾でのアウトレットモール事業>

新施設は開業済みの「三井アウトレットパーク 台湾林口」と「三井アウトレットパーク 台中港」との相乗効果も見込む。三井不動産は、三井アウトレットパーク 台南の開業で、台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏の台湾三大都市圏の全てでアウトレット事業を展開することになる。

■三井アウトレットパーク台南
所在地:台湾 台南市帰仁(キニン)区帰仁大道100号
事業形態:アウトレットモール
敷地面積:約5万9000m2
延床面積:第1期(約6万4000m2)、第2期(約1万8000m2)、合計(約8万1000m2)
店舗面積:第1期(約3万4000m2)、第2期(約1万m2)、合計(約4万5000m2)
構造・建物規模:第1期(RC造地上4階建)、第2期(RC造地上4階建)
開業:第1期(2022年2月25日)、第2期(2025年予定)
店舗数:第1期(約190店舗)、第2期(約60店舗)、合計(約250店舗)

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