イオンモール/カンボジアの物流施設に多言語版倉庫システム導入
2023年09月19日 14:40 / 海外
クラウド型倉庫管理システム(以下:WMS)の開発提供を手掛けるシーネットは9月19日、AEON MALL (CAMBODIA) LOGI PLUS CO ., LTD.(以下:イオンモールカンボジアロジプラス)に多言語版WMS「ci.Himalayas/GLOBAL」を導入したと発表した。
イオンモールカンボジアロジプラスは、2022年2月にイオンモールカンボジアの100%子会社として設立された。同社は、カンボジア王国初の保税非居住者倉庫として、シアヌークピル港に隣接したSEZ内に倉庫を設立し、保税物流センターの運営とECオンラインプラットフォームの運営を行っている。
同物流センターは、カンボジア王国シアヌークビル港フリーポート構想の実現に向けたプロジェクトの一環として設立されたもの。
新センターを運営するにあたり、保税下での在庫管理と円滑な入出荷運用を実現が不可欠であると、現地のスタッフが利用しやすく、汎用(はんよう)性の高いWMSの導入を検討していた。シーネットの多言語版WMS「ci.Himalayas/GLOBAL」は、BtoBおよびBtoCの両方に対応し、将来の拡張や変更にも適応可能であること、ASEANでの実績と日本製の高い品質が評価されたという。
導入は、シーネットのタイ現地法人「C_NET(Thailand)Co., Ltd.」と連携して進めた。7月から本格稼働を開始。現地スタッフは、ユーザーインターフェース(UI)がよく直感的に操作できることを高く評価し、スムーズなオペレーションが行われている。
イオンモールカンボジアロジプラスの小野 識人氏は、「要件定義の段階では、『荷主の顔が見えていない』状態で、汎用的な機能を前提に進めることが求められました。この過程で、想定の範囲を考慮しながら進める難しさを痛感しましたが、今、安定した運用ができているのは、このフェーズがあったからと思っています。今後はシステムとオペレーションの調和を図りながら、より高い運用効率と迅速な対応力を持つ体制を築いていく予定です」とコメントしている。
イオンモールカンボジアロジプラスでは、今後、物流倉庫と越境ECサービスを組み合わせた「在庫型越境EC」の展開を予定している。
■クラウド型多言語版WMS「ci.Himalayas/GLOBAL」
https://www.cross-docking.com/service/wms-asia/
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