イオンモール/カンボジアのショールームに在庫管理システム導入
2023年07月27日 16:42 / 海外
クラウド型在庫管理システムのロジザードは7月27日、イオンモールカンボジアロジプラスがASEAN向けに提供するクラウド倉庫管理システム(WMS)「LogizardZERO(ロジザードゼロ)」を採用したと発表した。
イオンモールカンボジアロジプラスは、イオンモールカンボジアの100%子会社として2022年2月に設立された「保税倉庫物流」「EC」を展開する事業会社。カンボジアで国際物流のプラットフォームとなる、同国初の保税・非居住者倉庫(非居住者の外国企業が自社の資産でカンボジア内に保税状態で在庫することが可能な倉庫)を展開している。
シアヌークビル港経済特区に保税機能を含む越境EC事業者に必要なライセンス、通関代行やフルフィルメントセンター機能を備えた多機能物流センターを設置、運営している。
同社は、カンボジアマーケットに変化を与える新たなサービスとして、越境ECサービスを展開。カンボジアのECマーケットは未成熟な市場なものの、若年層世代を中心に今後の伸びしろがあるという。
そこで、地域最大級規模となるイオンモールカンボジアミエンチェイ(2023年4月開業)の一角に日本製品を中心とする展示・販売スペース(ショールーム)を設置。ECでの購買に不安があるエンドユーザーに、購買前の安心感を与える付帯的なサービスとして、商品を実際に試して購入できるスペースの提供を開始した。
ECサイトのみで販売を行っている商品に比べて、ショールームを経由した購買率は、約10倍の注文数を実現。OMO(Online Merges with Offline)を実現する手法として、好調に推移している。
一方、順調に取扱商品が増えていくに連れて、在庫の有無の確認、商品の有効期限管理がエクセルでは限界があるなど運用面での課題が浮かび上がった。これらの課題解決のため、バーコード管理による正確な在庫管理、ロケーション管理を実現するためのオペレーションシステム導入を検討していた。
そこで、イオンモールカンボジアロジプラスでは、カンボジアで利用できるという条件の下、ASEAN各国での導入実績があり、日本品質のWMSを低価格・短納期で導入できるクラウド型WMS「LogizardZERO」を導入したとしている。
「LogizardZERO」は、クラウド型在庫管理システム「ロジザードZERO」をASEAN市場向けにアレンジしたシステム。1500を超える物流現場(2023年3月末時点)でのアクティブ稼働に裏打ちされた日本の物流ノウハウを、そのまま海外でも利用できる。
日本語・英語・中国語(繁体字/簡体字)・タイ語・ベトナム語で利用可能。さらに、ASEAN各国の日系代理店を経由して販売することで、各国のローカル言語でのサポート体制を構築しており、システム導入時だけではなく、その後の業務改善・安定稼働についても、継続的に支援している。
■問い合わせ先
ロジザード 企画営業部
TEL:03-4590-8101
Mail:overseas@logizard.jp
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