コーセー/米国1号店をロサンゼルスにオープン
2024年06月10日 10:10 / 海外
コーセーは6月7日、米国・ロサンゼルス(現地法人・コーセーアメリカ管轄)に、「Maison KOSE」の米国1号店をオープンした。
「商品」「カウンセリング」「エンターテイメント」の3つをキーワードに日本の化粧文化を発信。同社の重点グローバルブランド「コスメデコルテ」「雪肌精」「アディクション」をはじめとするブランドを一堂に集め、試してもらう場を提供する。顧客は、化粧品の購入はもちろん、化粧品を使ったコンテンツによる美容体験ができる「ビューティアトラクション」を楽しめるという。
オープン時には、グローバル広告契約している大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース所属)のVMD展開を実施。コーセーアメリカとしてもグローバル・アンバサダー契約をしており、これまでも広告を通じて、化粧品で肌を守ることの重要性をアメリカで発信してきた。ロサンゼルスを拠点に世界で活躍する大谷選手とともに、今後も顧客接点を創出しながらコーセーの価値を発信していく。
主な美容体験は、子どもから大人まで楽しめる遊び心を取り入れた「メイク体験」、肌診断機でスキャンした顔の3Dデータを受け取れる「肌診断体験」、役目を終えた化粧品から生まれた絵具の「スミンクアート体験」、メッセージを刻印できるリボンでの「ギフト体験」など。
いずれの体験も最新テクノロジーを取り入れながら、同社が長年培ってきたカウンセリングを重視し、一人ひとりのニーズにきめ細かく対応。日本の化粧品の品質、サービスの価値を、米国の顧客に提供する。
なお、同社は現在、創業80周年に向けた中長期ビジョン「VISION 2026」の中で、グローバル(Global)・ジェンダー(Gender)・ジェネレーション(Generation)の頭文字をとった「3G」をテーマに、新たな顧客創出の取り組みに着手している。
このうち「グローバル」にあたる米国市場での取り組みについては、一部百貨店との取引や自社ECなどを通じ、市場開拓しながら事業を拡大する。今回、米国でのさらなる認知度拡大を推進するため、コーセーの代表ブランドやサービスをそろえた直営店をオープン。米国でも指折りのトレンドとカルチャーを発信するロサンゼルスに出店することで、価値を発信しながら市場動向を掴んでいく。
■Maison KOSE(ロサンゼルス)
所在地:400 S. Baldwin Ave. Suite 231 Arcadia CA 91007 The Shops at Santa Anita
オープン日:2024年6月7日(アメリカ・現地時間)
営業時間:10時~21時
取り扱いブランド:コスメデコルテ、雪肌精、アディクション、ジルスチュアート、インフィニティ、ONE BY KOSE、スティーブンノル、ネイルホリック、米肌、ソフティモ、マニフィークなど
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