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かっぱ寿司/3月期は売上高1.1%減、営業損失5億2400万円

2017年04月28日 11:15 / 決算

カッパ・クリエイトが4月28日に発表した2017年3月期決算は、売上高794億2200万円(前年同期比1.1%減)、営業損失5億2400万円(前期は25億4900万円の営業利益)、経常損失3億4900万円(27億2300万円の経常利益)、当期損失58億700万円(52億8100万円の当期利益)となった。

回転寿司事業では、引き続き商品力と店舗サービスの強化に取り組んだ。お客の利便性向上の施策としてWebによる客席予約システムやテイクアウト注文システムの導入など、新規顧客の獲得とリピーターの増加を目指した。

しかしながら、営業戦略の不徹底と作業スキルのブラッシュアップ不足により、店舗オペレーション力の低下を招き、来店客数の減少、商品廃棄ロスと人件費などのコストが増加した結果、売上高・利益が減少した。

昨年10月から実施したリブランディング戦略は、「かっぱ寿司」ブランドの認知度の向上や客単価の上昇などの点においては一時的な効果はあったものの、広告宣伝費や販売促進費等の投資を回収するための収益の改善にはつながらず費用が先行したことにより利益を圧迫する要因となった。

2月以降、経営体制・運営方針を抜本的に改め、コロワイドグループの全面的な協力を受け、従来の枠組みにとらわれることなく全社的な事業構造改革を進めた結果、売上高の回復とコスト構造の改善ともに順調に推移した。

海外では韓国で回転寿司を6店舗運営している。商品力・サービスの向上に注力し、改善を進めた結果、過去最高の売上高と利益を達成した。

来期は売上高812億6800万円、営業利益25億2100万円、経常利益27億300万円、当期利益13億8300万円の見通し。

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