アルビス/4~9月は競合店対策で営業利益1.7%減
2018年11月01日 13:45 / 決算
アルビスが10月31日に発表した2019年3月期第2四半期決算は、売上高410億7700万円(前年同期比1.1%増)、営業利益12億9200万円(1.7%減)、経常利益14億9500万円(4.9%減)、当期利益11億2200万円(2.1%減)となった。
店舗の最新化策として、9月に「姫野店(旧リーフランド店)」を建替えオープンした。「姫野店」は、売場面積を約1.3倍に拡大し、地元漁港からの新鮮な鮮魚や地元野菜の売場を充実させるなど、地元商品を豊富に取りそろえた。
お客の利便性を高めるために、イートインコーナー、ATMの店内設置や駐輪場を充実させた。
既存店の強化策では、4月に「泉が丘中央店」、7月に「新庄店」を改装した。「泉が丘中央店」は、海産部門に鮮魚専門店がテナントとして入居し、地域特性に合わせた品ぞろえを実現したほか、簡便、健康などお客のニーズに合った商品を充実させた。
「新庄店」は、地元野菜売場の新設や雑貨売場を拡大したほか、海産部門を強化し、新鮮かつ種類豊富な品揃えを充実させた。
成長基盤構築への取組みとして、店舗の販売力強化と生産性向上のため、バックシステムとなるアルビスプロセスセンター(惣菜工場、精肉加工工場)を着工し、来春の稼動に向けて、準備を進めた。
建替えによる一時閉店(2店)や不採算店舗の閉店の影響により該当店舗の売上が減少したが、既存店の販促強化による売上増と2018年10月に出店した大願寺店の売上が貢献し、売上高は増収となった。
一方、夏の気温上昇による生鮮品の相場高や不漁、競合店の相次ぐ出店に対抗した販促の強化などによる売上総利益率の低下と、2018年10月にスタートした新会員カード関連費用の増加などにより利益は減益となった。
店舗賃借料の訴訟関連損失2300万円等を計上した結果、当期利益も減益となった。
通期は売上高835億5400万円(1.5%増)、営業利益30億5900万円(8.6%増)、経常利益34億円(5.0%増)、当期利益22億8200万円(5.4%増)の見通し。
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