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JR東日本/3月期の流通・サービス事業1.8%増の5937億円

2019年05月14日 11:10 / 決算

JR東日本が発表した2019年3月期決算によると、流通・サービス事業の営業収益は5937億円(前年同期比1.8%増)、営業利益392億円(0.6%増)となった。

<東京駅>
東京駅

流通・サービス事業では、「くらしづくり(まちづくり)」に取り組み、既存事業の価値向上を図った。

駅構内における店舗開発力を強化するため、2018年4月に子会社のJR東日本リテールネットがJP東日本ステーションリテイリングを吸収合併するとともに、JR東日本ウォータービジネスを完全子会社化した。

東京2020オリンピック・パラリンピックの競技も体験できる複合スポーツエンターテインメント施設「スポル品川大井町」(東京)を2018年8月に開業した。

コンビニエンスストア「NewDays(ニューデイズ)」においてプライベートブランド商品のリニューアルを進めた。

駅弁の魅力を発信する「駅弁味の陣2018」を、2018年秋に開催した。

鉄道会館が丸の内地下エリアを増床したことで29億円の増収、ジェイアール東日本企画で宣伝物制作が好調で22億円の増収、紀ノ國屋の新規店舗の平年度化に伴う15億円の増収があった。

そのほか、グループとして2カ所目となる情報発信カフェ「JAPAN RAIL CAFE}を、2019年1月に台湾の現地子会社が台北市に開業した。

Suica電子マネーについては、「吉野家」などの広域展開するチェーン店やタクシーへの導入を進めるなど、引き続き加盟店開拓に積極的に取り組んだ。

2018年7月にはSuica等交通系電子マネーの月間利用件数が2億件を超え、過去最高となった。

2020年3月期は、鉄道会館の東京駅北通路Ⅱ期先行開業、紀ノ國屋、JR東日本スポーツの新規店舗開業などにより、増収増益となる予定。

次期は、営業収益5240億円(0.4%増)、営業利益400億円(2.0%増)の見込み。

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