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ユニー・ファミマHD/3~5月、統合費用・本部コスト減で増益

2019年07月10日 11:30 / 決算

ユニー・ファミリーマートホールディングスが7月10日に発表した2020年2月期第1四半期決算によると、営業収益1329億1300万円(前年同期比16.3%減)、税引前利益141億7000万円(5.4%増)、親会社に帰属する当期利益203億1100万円(48.2%増)となった。

<ファミリーマート店舗イメージ>
ファミリーマート

売上面では、カネ美食品の連結除外、ファミリーマート直営店減少による売上高減で減収だった。

利益面は、ファミリーマート既存店、サークルKサンクス転換店ともに好調に推移。統合費用減少・本部コスト削減もあり、増益を計上している。

人件費の削減や委託業務の見直しなど、本部コスト年間50億円削減に対し、着実な成果をあげた。

既存店は前年比2%増、ブランド転換店については3%増と好調に推移。新規出店は31店と厳選し、ビルド&スクラップ出店を36店で推進した。新店日商については、58万5000円と前年を上回る水準となっている。

商品面では、ひと口サイズのフライドチキン「ポケチキ」を2019年5月に発売。女性や子どもに好評を得ている。

人気惣菜シリーズ「お母さん食堂」において、素材・製法にとことんこだわったワンランク上の高付加価値商品を「お母さん食堂プレミアム」と銘打ち、「3日仕込みのデミグラスソース 鉄板焼きハンバーグ」など5種類を同年5月に発売。品揃えを拡大した。惣菜売上高は25%増となっている。

2018年10月より導入開始している挽きたてコーヒーの新型コーヒーマシンは、約7割の店舗への導入が完了。導入店では売上が10%伸びている。

国内店舗数は1万6430店(国内エリアフランチャイザー3社計923店を含む)。海外事業では、台湾、タイ、中国、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシアにおいて7390店となり、国内外合わせた全店舗数は2万3820店となった。

通期は、営業収益5250億円(14.9%減)、税引前利益600億円、親会社に帰属する当期利益500億円(10.2%増)を見込んでいる。

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