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やまや/4~12月、外食事業が大幅減益で営業利益29.4%減

2020年02月10日 11:00 / 決算

やまやが2月7日に発表した2020年3月期第3四半期決算によると、売上高1307億4100万円(前年同期比1.6%増)、営業利益41億7300万円(29.4%減)、経常利益42億7400万円(27.7%減)、親会社に帰属する当期利益21億2300万円(26.9%減)となった。

売上高は、酒販事業では消費税の増税前の駆け込みによる9月仮需があったものの、10月反動減があったことなどにより減収となった。外食事業では、大型連休による東京圏離れ、7月と10月の東海、関東の天候不順があったものの、2018年12月1日から、つぼ八が連結対象となり増収となった。

酒販事業の売上高は942億100万円(0.0%減)、営業利益は34億600万円(11.1%減)となった。売上総利益は5300万円減少の194億6100万円(0.3%減)だった。主にフレックス・アルバイト給与などの増加により、販売管理費が3億9900万円増加し160億5500万円(2.6%増)となった結果、営業利益が4億5300万円減少した。

新規出店として、青森桜川店、弘前樹木店(青森県)、能代店(秋田県)、気仙沼上田中店(宮城県)、那珂湊店(茨城県)、五泉店(新潟県)の6店に加え、前期に旧店を閉店し、移転となる柳生店(宮城県)と江刺店(岩手県)の2店、計8店を開店した。

うち青森桜川店、弘前樹木店、気仙沼上田中店はダイソー併設店舗。生駒南店(奈良県)と北神星和台店(兵庫県)の2店舗を閉店した。期末の酒販事業の総店舗数は332店(1店増)となった。

外食事業の売上高は378億900万円(6.5%増)、営業利益は7億5700万円(63.0%減)となった。期末の飲食直営店は、527店(1店増)、飲食FC店は450店(30店減)となり、飲食店の総店舗数は、977店(29店減)となった。

外食業界では、お客の選別志向は厳しく、原材料価格の上昇や人手不足の影響に加え、他業種を含めた競争の激化など、引き続き厳しい状況にある。このような中、価値あるものを提供するため、食の六次産業化の深耕と地産地消・地産全消の継続的推進とともに、「食」と「酒」のベストバランスの実現で食の総合サービス産業の発展に取り組んだ。

通期は、売上高1680億円(0.1%増)、営業利益45億円(34.7%減)、経常利益45億円(35.2%減)、親会社に帰属する当期利益20億円(37.8%減)を見込んでいる。

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