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カワチ薬品/4~9月、新ポイントカード導入・販促自粛で営業利益2.5倍

2020年10月23日 10:20 / 決算

カワチ薬品が10月23日に発表した2021年3月期第2四半期決算によると、売上高1485億4900万円(前年同期比8.8%増)、営業利益65億4100万円(151.4%増)、経常利益70億1600万円(128.2%増)、親会社に帰属する当期利益46億1100万円(128.3%増)となった。

ドラッグストア業界では、感染症予防関連商材や外出自粛に伴う日用品等の需要と内食需要の増加に伴い、販売動向は堅調となる一方、インバウンド需要低迷のほか、競合各社の出店増、異業種・異業態間における価格競争の熾烈化は続いており、再編の動きが高まる等、経営環境は一層厳しさを増した。

グループでは、有事における小売業としての使命を果たすべく、その機能強化に努め、医薬関連商材や生活必需品等の商品の集荷及び供給に努めた。

新規出店は、既存地区である、茨城県に1店舗を出店した。調剤薬局は、山形県、福島県、栃木県に各1件、計3件を既存店に併設した。グループの期末店舗数は、計340店舗(内、調剤併設119店舗)となった。

昨年の新ポイントカード移行に伴うポイント引当金の影響がなくなったこと等により粗利益率を押し上げたことや、販促活動の自粛に伴い広告宣伝費が削減されたこと等により販管費が抑制されたため、営業利益は増益となった。

通期は、売上高2800億円(3.6%増)、営業利益85億円(49.8%増)、経常利益95億円(44.5%増)、親会社に帰属する当期利益58億円(51.7%増)を見込んでいる。

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