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ミスターマックスHD/3~11月は巣ごもり商品伸長で増収増益

2021年02月16日 11:30 / 決算

ミスターマックス・ホールディングスが2月15日に発表した2021年2月期第3四半期決算によると、営業収益989億3600万円(前年同期比8.9%増)、営業利益48億2900万円(203.5%増)、経常利益45億8100万円(222.8%増)、親会社に帰属する当期利益26億8500万円(216.2%増)となった。

グループでは普段の暮らしを支える生活必需品を販売する総合ディスカウントストアとして、お客と従業員の安全を考慮し感染症拡大防止策を徹底し、営業を継続した。また、感染症予防と外出自粛に伴う新しい生活様式の浸透により、需要が高まった衛生用品や巣籠り消費関連商品の取り扱いを増やしながら、安定した商品供給に努めた。

その結果、第3四半期連結累計期間における既存店売上高の前年同期比9.4%増、客数は2.6%増だった。

商品部門別には、加湿器や空気清浄機などの家電が特に好調だったほか、アウトドア用品も好調に推移した。また、キッチン用品やインテリア、酒や食品に加え、トレーニング用品など自宅で過ごす機会が増えたことによるすごもり消費関連の商品も大きく伸長した。

店舗展開では、2020年10月に埼玉県のショッピングセンターに「ミスターマックス所沢店」を開店し、店舗数は57店舗となった。

経費面では、売上増加による人件費増加や、キャッシュレス決済比率上昇による販売手数料の増加などがあったものの、お客の集中を避けるための販促の見直しや、ウェブ会議の活用や消耗品削減などのさまざまなコスト削減を実行したことで、販売費・一般管理費は、前年並みの206億2100万円(0.4%増)にコントロールすることができた。

通期は、営業収益1307億8000万円(6.9%増)、営業利益60億円(144.8%増)、経常利益57億円(154.7%増)、親会社に帰属する当期利益34億2000万円(158.7%増)を見込んでいる。

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