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リテールパートナーズ/3~8月は店舗改装推進も営業利益44.3%減

2021年10月13日 10:25 / 決算

リテールパートナーズが10月13日に発表した2022年2月期第2四半期決算によると、営業収益1211億8600万円(前年同期比2.3%減)、営業利益27億7500万円(44.3%減)、経常利益32億700万円(41.6%減)、親会社に帰属する当期利益20億1800万円(45.9%減)となった。

「成長戦略」では、新規出店と既存店の計画的改装によるシェアの拡大を図り、3店舗の新設、5店舗の改装を行ったほか、株式取得や事業譲受により6店舗を新たに加え、その他の事業においてもスポーツクラブ1店舗の新設をした。「競争力の強化」では、商品開発、共同調達を拡大するとともに、生鮮強化型の店舗開発による改装を進めた。「収益力の強化」では、物流効率を高めるため物流体制を見直し、新チルドセンターの稼働を計画するほか、グループ物流システムの構築に向けた取り組みを実施した。

「グループ連携の強化」については、グループとしてのさらなるシナジー創出と経営効率向上のため、商品の共同調達、共同開発、コスト削減による利益の拡大を進めた。「DXの推進」では、レジ機能付きショッピングカートの運用を開始し、スマートストア開発を進めた。「ESG経営」では、グループ各社において、リサイクル活動、地域のフードバンク活動への支援、店舗における環境対応型冷蔵ケース設置など、社会貢献活動や環境保全活動を進めた。

また、新たな販売チャネルの構築に向けた取り組みとして、移動販売事業では、自社で12台運行していた移動販売車を本年から順次「とくし丸」へ切り替た。今後、山口県内での運行車両数を増加させるとともに事業エリアの拡大を計画している。このほか、ネットスーパー事業において、現在、山口県全域、広島県の一部地域を対象に、生鮮食品から一般食品、雑貨まで商品を届ける「マルキュウらくらく便」のサービスを展開した。今後は、新たな販売形態を加えながら対象を九州エリアにも拡大する。

通期は、営業収益2366億円(2.2%減)、営業利益55億円(34.4%減)、経常利益63億円(32.1%減)、親会社に帰属する当期利益34億円(31.1%減)を見込んでいる。

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