アスクル/6~11月、生活用品好調・LOHACO固定費削減で増収増益

2021年12月16日 10:30 / 決算

アスクルが12月16日に発表した2022年5月期第2四半期決算によると、売上高2090億3800万円(前年同期比1.3%増)、営業利益66億9600万円(13.0%増)、経常利益67億1600万円(13.7%増)、親会社に帰属する当期利益45億4600万円(31.6%増)となった。

2022年5月期を、中期経営計画(2022年5月期~2025年5月期)実現に向けた足固めの年として位置付けており、営業利益は確保しながら、積極的に設備投資を実行している。

主力分野であるeコマース事業のBtoB事業は、eコマース市場拡大を機会と捉え、取扱い商材数の拡大や新WEBサイトの構築等、中期経営計画の実現に向け着実に事業を推進した。BtoC事業は、2023年5月期の「LOHACO」営業利益黒字化およびその後の成長に向け、収益改善に取り組んだ。

第2四半期連結累計期間において、BtoB事業は、新型コロナウイルス感染対策商品の特需の減少やオフィス用品需要の低迷があったものの、成長分野である生活用品・MRO商材の売上高の伸長により増収を確保した。一方で、期初計画通りではあるが、特需の減少等による売上総利益率の減少により減益となった。

BtoC事業は、Zホールディングスグループ等との販促の連携強化により増収となり、また、収益改善は変動費比率の改善(「収益認識に関する会計基準」等適用の影響を除く実質値)に加え、「LOHACO本店」リニューアルに伴う固定費の削減により着実に進捗した。ロジスティクス事業は、物流業務受託の拡大などにより大幅に収益が改善した。

通期は、売上高4300億円(1.9%増)、営業利益140億円(0.5%増)、経常利益139億円(0.4%増)、親会社に帰属する当期利益90億円(16.0%増)を見込んでいる。

アスクル/10月はASKUL事業7.9%減、LOHACO事業1.0%減

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