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アインHD/5~1月はファーマシー事業堅調で増収増益

2022年03月07日 10:30 / 決算

アインホールディングスが3月4日に発表した2022年4月期第3四半期決算によると、売上高2346億1000万円(前年同期比6.6%増)、営業利益102億1400万円(49.9%増)、経常利益108億円(37.7%増)、親会社に帰属する当期利益62億3100万円(36.2%増)となった。

ファーマシー事業の売上高は2097億9300万円(8.0%増)、セグメント利益は177億8400万円(29.2%増)と増収増益となった。同期間の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計40店舗を出店し、4店舗を閉店、4店舗を事業譲渡したことにより、グループにおける薬局総数は1097店舗となった。

グループでは、地域医療連携、お薬手帳などを活用した服薬情報の一元的・継続的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導の強化、在宅医療対応などにより、患者が住み慣れた地域で安心して医療を受けることができるよう、「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能発揮に取り組んだ。

また、新型コロナウイルス感染症の拡大などにより、医薬品の受け取りニーズが多様化する中、2021年6月に内閣官房・厚生労働省・国土交通省より策定された「ドローンによる医薬品配送に関するガイドライン」に基づく日本初のドローンによる医薬品配送を同年10月に実施、2022年1月には処方せん医薬品の当日配送の実証エリアを拡大する等、患者に安心・安全に薬を届けられるよう、準備を進めている。

営業開発では、引き続き、大型薬局の積極的な出店と投資回収を重視したM&Aを出店戦略とし、さらなる事業規模の拡大を行うとともに、店舗運営の効率化を推進する。

リテール事業の売上高は、152億8600万円(6.3%増)、セグメント損失は14億7400万円(前期は15億700万円の損失)となった。同期間の出店状況は、6店舗を出店、1店舗を閉店したことで、コスメ&ドラッグストア総数は74店舗となった。

コスメ&ドラッグストア事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい市場環境が続いた。

グループでは、引き続き商品力を強化することで魅力的な売り場づくりに取り組むとともに、AINZ&TULPE WEBSTORE公式ECサイトを活用し、顧客の利便性ならびにサービスの向上を図った。また、アフターコロナを見据え、確実に収益が見込める立地への出店やコスト適正化を進めた。

通期は、売上高3150億円(6.0%増)、営業利益150億円(37.2%増)、経常利益155億円(22.5%増)、親会社に帰属する当期利益83億円(23.9%増)を見込んでいる。

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