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コメリ/3月期はリフォーム資材など核カテゴリー堅調で営業利益278億円

2022年04月27日 11:00 / 決算

コメリが4月26日に発表した2022年3月期決算によると、営業収益3760億9400万円、営業利益278億2500万円(前期は303億2600万円の利益)、経常利益282億4800万円(前期は303億6900万円の利益)、親会社に帰属する当期利益178億9700万円(前期は204億200万円の利益)となった。

グループは、社会的インフラとしての役割を果たすべく、全国11カ所の物流センターを中心とする物流網と、全国1200を超える店舗網を活用し、工務店をはじめとする建設事業者等への工具、金物、建築資材や、農家への肥料、農薬、農業資材等、地元のプロのお客が使用する商品の安定供給に努めた。

また、自分たちの「家」を自分たちが「過ごしたい場所」に変えるサポートや、その提案をするため、多くのお客が利用するDIYやガーデニング、家庭菜園資材等、住まいや生活に関する商品の安定供給にも努めた。

営業概況では、前連結会計年度の緊急事態宣言下で急増した需要の反動減、夏場の天候不順等の影響があったが、DIY、ガーデニング資材等を含む工具・金物・作業用品、リフォーム資材・エクステリア用品、園芸・農業用品といった核カテゴリーは底堅く推移した。中でも、木材価格の高騰により、合板や荒材等の需要が高まり、建設事業者等のプロから支持を得て、関連商品の販売も含めリフォーム資材・エクステリア用品は堅調だった。

グループの成長戦略の要である出店は、コメリパワー(以下、パワー)を8店舗、コメリPRO(以下、PRO)を3店舗、コメリハード&グリーン(以下、ハード&グリーン)を7店舗、計18店舗となった。退店は、業態転換、ビルド&スクラップ等に伴い、ハード&グリーン、アテーナで12店舗となった。この結果、連結会計年度末の店舗数は、パワー84店舗、ハード&グリーン1114店舗、PRO9店舗、アテーナ7店舗、合計で1214店舗となった。

次期は、営業収益3850億円(2.4%増)、営業利益285億円(2.4%増)、経常利益286億円(1.2%増)、親会社に帰属する当期利益181億円(1.1%増)を見込んでいる

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