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ZOZO/3月期増収増益、買取・製造販売とUSED販売が好調

2022年04月27日 11:10 / 決算

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ZOZOが4月27日に発表した2022年3月期決算によると、売上高1661億9900万円(前期比12.8%増)、営業利益496億5600万円(12.5%増)、経常利益496億5500万円(11.9%増)、親会社に帰属する当期利益344億9200万円(11.5%増)となった。

売上高については、買取・製造販売とUSED販売、広告事業の成長が主な要因となり、前期比で商品取扱高(その他商品取扱高除く)の成長率を上回る伸び率となった。

利益面では、物流拠点内の作業効率の向上、クレジットカード決済に係る代金回収業者変更に伴う経済条件改善、梱包資材(消耗品)の変更などにより、販売費および一般管理費は1065億1600万円(11.1%増)、商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合は23.0%と前年同期と比較して0.5ポイント改善した。

カテゴリー強化の取り組みとしては、「ZOZOMAT」を用いてZOZOTOWNでの靴カテゴリーの商品取扱高拡大を進めている。現在までにZOZOTOWNで販売している靴のうち、ZOZOMAT対応型数は4581型超まで拡大しており、靴カテゴリーは順調に売り上げを伸ばしているという。

コスメカテゴリー強化を図る「ZOZOCOSME」、国内外のラグジュアリーブランドを取りそろえた「ZOZOVILLA」を開始。ZOZOCOSMEは、2022年3月時点において国内外の600以上のコスメブランドを取り扱い、女性アクティブ会員比率が7割を占め、コスメとの親和性の高いユーザーを既に抱えているZOZOTOWNにおいて、商品取扱高拡大を目指している。

PayPayモールについては、前連結会計年度下期に実施された大型施策「超PayPay祭」で獲得した顧客の定着、モールを運営するヤフーによる積極的な販促費用投下が当連結会計年度も続き、順調に売り上げを伸ばしているとしている。

これらの施策の結果、商品取扱高は5088億7600万円(21.3%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は4621億7500万円(13.3%増)だった。

次期は、売上高1813億円(9.1%増)、営業利益515億円(3.7%増)、経常利益515億円(3.7%増)、親会社に帰属する当期利益359億円(4.1%増)を見込んでいる。

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