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日本KFC/3月期は日常化の推進で増収も営業利益3.9%減

2022年05月13日 10:30 / 決算

日本KFCホールディングスが5月12日に発表した2022年3月期決算によると、売上高975億2000万円(前年同期比8.8%増)、営業利益61億600万円(3.9%減)、経常利益69億3900万円(26.2%増)、親会社に帰属する当期利益45億5700万円(62.4%増)となった。

主力のKFC事業では、日常化の推進をテーマに掲げ、「オリジナルチキン」を中心に、定番商品の磨きこみやランチメニューの充実、あらゆる場面や時間帯でのニーズに合った商品・サービスの提供を推進した。お得感のあるパックメニューとして、「30%OFFパック」「いいトコどりパック」「シェアBOX」を発売し、在宅率の上昇に伴うファミリー層などの需要に対応した。

また、サンド商品を戦略商品と位置付け、「ケンタッキーなら、サンドでしょ。」をキャッチコピーに、「ブラックホットサンド」「とろ~り月見サンド」「チーズにおぼれるフィレサンド」など年間を通じてサンドプロモーションを展開した。新商品では、醬油風味の「にんにく醬油チキン」や辛口の「グリーンホットチキン」、デザートメニューでは「発酵バター入りビスケット」や「スイートポテトパイ」などを発売した。

そのほか、配達代行の対象店舗数の拡大やネットオーダー、キャッシュレス決済、公式アプリの充実といったデジタル施策の推進、住宅地や小型店舗の出店により利便性や快適性の強化を図った。

店舗数は、積極的な新規出店を推進したこともあり、49店舗(直営12店舗・フランチャイズ37店舗)を出店し、1172店舗となった。改装は、189店舗(直営48店舗・フランチャイズ141店舗)で実施した。また、配達代行を含むデリバリーサービスの実施店舗は、597店舗となった。

次期は、売上高1012億円(3.8%増)、営業利益48億円(21.4%減)、経常利益48億円(30.8%減)、親会社に帰属する当期利益29億円(36.4%減)を見込んでいる。

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