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ウエルシアHD/3~8月増収増益、医薬品関連が売上をけん引

2022年10月05日 10:20 / 決算

ウエルシアホールディングスが10月4日に発表した2023年2月期第2四半期決算によると、売上高5627億5200万円(前年同期比10.7%増)、営業利益239億8800万円(5.5%増)、経常利益279億7400万円(11.2%増)、親会社に帰属する当期利益170億8800万円(10.1%増)となった。

ウエルシア

物販部門は、コロナウイルス第7波の感染拡大により医薬品部門の関連商品が売り上げをけん引したが、化粧品部門はコロナ以前の売り上げには戻らない状況が続いているという。

調剤部門においては、調剤報酬改定・薬価改定の影響があったものの、調剤併設数の増加(8月現在1948店舗)、加えてコロナ下においても受診抑制の影響を大きく受けることがなかったため、処方箋受付枚数が伸長した。

販管費は、燃料単価の高騰により水道光熱費が増加したものの、店舗人時数の適正化に向けた継続的な取組、自動発注などの推進による店舗業務の効率化により、人件費を中心とした経費適正化を行っている。

店舗面では、ウエルシア薬局を存続会社として、2022年6月1日付で、同社子会社の金光薬品を吸収合併し事業の効率化を進めた。また、同日付で、大阪府を地盤とし、北海道・関東・関西・九州に店舗展開するコクミン(162店舗)およびフレンチ(3店舗)を株式取得により子会社化した。出店と閉店は、グループ全体で80店舗の出店と11店舗の閉店を実施し、8月末のグループの店舗数は2702店舗となった。

通期は、売上高1兆1100億円(8.2%増)、営業利益470億円(9.3%増)、経常利益516億円(8.4%増)、親会社に帰属する当期利益284億円(7.4%増)を見込んでいる。

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