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イオン北海道/3~8月営業利益53.8%増、GMSに客足戻る

2022年10月05日 10:42 / 決算

イオン北海道が10月5日に発表した2023年2月期第2四半期決算によると、売上高1553億4800万円(前年同期比2.9%減)、営業利益32億1400万円(53.8%増)、経常利益32億6400万円(57.2%増)、四半期純利益18億2500万円(75.2%増)となった。

イオン北海道

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号、2020年3月31日)を期初より採用しており、収益認識会計基準を適用しなかった場合の売上高は1610億8500万円(0.6%増)と過去最高だった。

販売費および一般管理費は、水道光熱費の高騰による影響があったものの、計画的な省エネ機器の入れ替えや節電への意識付けなどで影響を最小限にとどめ、人件費、一般費の減少により、466億800万円(1.0%減)だった。営業利益は販売費および一般管理費を計画内で管理したことと、営業総利益が改善され、大幅な増益を計上している。

衣料、住居余暇の売り上げ回復による利益増、GMSに客足が戻り、テナント収入が回復したことなども貢献している。

業態別の売上高は、GMS(総合スーパー)は872億8000万円(前年同期比1.3%増、既存店前年同期比3.2%増)、SM(スーパーマーケット)は490億8200万円(前年同期比0.9%減、既存店前年同期比0.3%減)、DS(ディスカウントストア)は214億9300万円(前年同期比3.0%増、既存店前年同期比3.0%増)となっている。

GMSは客足回復し衣料、住居余暇が堅調で売り上げ増、SMは巣ごもり需要の反動で前年同期を下回った。DSは節約志向が続き伸⻑した。

ライン別の売上高は、衣料部門は前年同期比7.3%増(既存店前年同期比9.0%増)、食品部門は前年同期比0.2%減(既存店前年同期比1.1%増)、住居余暇部門は前年同期比1.8%増(既存店前年同期比2.7%増)。

通期は、売上高3170億円(1.4%減)、営業利益90億円(35.1%増)、経常利益88億円(31.6%増)、四半期純利益45億円(17.6%増)を見込んでいる。

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