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ゼンショーHD/4~6月、すき家事業など好調で営業利益3.6倍

2023年08月10日 10:40 / 決算

ゼンショーホールディングスが8月10日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高2143億6800万円(前年同期比20.2%増)、営業利益95億7800万円(259.9%増)、経常利益92億4300万円(13.2%増)、親会社に帰属する当期利益66億7500万円(50.8%増)となった。

<ゼンショー>

「グローバルすき家」の売上高は、616億7100万円(24.5%増)、営業利益は、37億900万円(2396.3%増)となった。「すき家」は、日本国内と中国、東南アジア及び中南米に展開しており、家族やグループ客も利用できるよう、主力の牛丼を中心に安全で美味しい商品を手軽な価格で提供している。国内すき家では、「明太マヨチーズ牛丼」、「めかぶオクラ牛丼」などを販売し、中国のすき家では、「菜の花ゴマダレ牛丼」、「ぴり辛四季豆牛丼」などを販売した。期末店舗数は、18店舗出店、14店舗退店した結果、2617店舗(国内1944店舗、海外673店舗)となった。

「グローバルはま寿司」の売上高は、441億800万円(16.4%増)、営業利益は、水産物の原材料価格の高騰により17億6200万円(1.2%減)だった。「はま寿司」は、日本と中国などに展開しており、新鮮な海産物を使用した寿司に加え、麺類やデザート、ドリンクなどのサイドメニューも充実させており、子どもから大人まで楽しめる業態。期末店舗数は、9店舗出店した結果、622店舗(国内582店舗、海外40店舗)となった。

「グローバルファストフード」の売上高は、468億2200万円(28.6%増)、営業利益は、26億3900万円(49.4%増)となった。「なか卯」は、親子丼・京風うどんを中心に、専門店にも負けない商品を提供している。同事業は国内では、2023年4月1日からグループ入りしたハンバーガーチェーンの「ロッテリア」、とんかつ専門店の「かつ庵」、武蔵野うどんの「久兵衛屋」などを展開している。また、海外で展開する、寿司テイクアウトのAdvanced Fresh Concepts Corp.、ハラル認証を取得したチキンライス専門店TCRS Restaurants Sdn.Bhd.などが含まれる。期末店舗数は、77店舗出店、28店舗退店した結果、6353店舗(国内1007店舗、海外5346店舗、FC4652店舗含む)だった。

「レストラン」の売上高は、323億7000万円(22.5%増)、営業利益は、7億8000万円(前期は営業損失2億3400万円)だった。ファミリーレストランの「ココス」は、季節感を重視したフェアメニューの積極的な導入による商品の強化、専門店にも負けない本格的な味の追求、サービス水準を高め、業績の向上に努めた。レストラン事業では、そのほか、パスタ専門店の「ジョリーパスタ」、ハンバーグ&ステーキレストランの「ビッグボーイ」、厳選された牛肉を提供する焼肉チェーン店の「熟成焼肉いちばん」、本格イタリアンレストランの「オリーブの丘」、和食レストランの「華屋与兵衛」などを展開している。期末店舗数は、6店舗出店、9店舗退店した結果、1198店舗(FC78店舗含む)となった。

通期は、売上高8984億6600万円(15.2%増)、営業利益400億9000万円(84.5%増)、経常利益373億9500万円(33.2%増)、親会社に帰属する当期利益230億300万円(73.4%増)を見込んでいる。

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