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イオン北海道/3~8月売上高4.2%増、フローズン売場拡大・PBも刷新

2023年10月11日 16:41 / 決算

イオン北海道が10月11日に発表した2024年2月期第2四半期決算によると、売上高1618億9400万円(前年同期比4.2%増)、営業利益36億7900万円(14.5%増)、経常利益36億8600万円(12.9%増)、四半期純利益19億700万円(4.5%増)となった。

同社は今年度を事業モデル確立の年度と位置づけ、「商品と店舗の付加価値向上」「収益構造の改革」「地域との連携」などに着手。第2四半期累計期間の売上高1618億9400万円は、過去最高を更新している。

「商品と店舗の付加価値向上」では、1店舗の新規出店、7店舗の大型活性化を実施。大型活性化の取り組みとして、デリカ、フローズンの売場拡大を柱に、地域に親しまれている地場商品の取り扱いを拡大するなど、立地特性や顧客のライフスタイルに合わせた品ぞろえを実現するとともに、冷蔵、冷凍ケースの入れ替え、セルフレジ導入など設備を一新し、買い回り環境を改善した。

商品については、同社オリジナル商品を約360品目開発・リニューアルした。イオンのプライベートブランド「トップバリュ」は、新しいブランド体系のもと販売強化し、売上高前年同期比13.1%増となった。衣料、住居余暇では、社会行事、季節行事の再開によるニーズの高まりをいち早く捉え、売上高拡大につなげている。

6月には「浴衣」を販売強化し、積極的なPRを行ったことで売上高前年同期比64.1%増。トラベル、化粧品の売場でもニーズに応えるべく品ぞろえ拡充を図り、好調に推移した。

今夏、北海道が観測史上最高の平均気温を記録し猛暑となったが、フローズンや飲料、デリカの商品をしっかりそろえることで売上高が伸長。インターネット販売事業では、ネットスーパーの拠点を4店舗新設し、受注件数増加に加え配送時間の短縮を図り、売上高前年同期比5.9%増となった。

「顧客化の推進」では、イオンのトータルアプリ「iAEON」について、利便性拡大と会員数拡大に取り組んだ。AEON Pay機能の充実や懸賞企画の実装のほか、第2四半期累計で約320種類のクーポン企画を実施し、会員数は6カ月間で約1.4倍になっている。

「収益構造の改革」では、生産性の向上を図るべく、第2四半期累計期間で13店舗に電子棚札を導入。セルフレジを同期間で28店舗に新規・追加導入し、導入店舗数は累計で117店舗となった。業務効率化を図るなど各種取り組みにより、前年同期と比較して総労働時間を1%改善した。

通期は、売上高3310億円(4.3%増)、営業利益88億円(5.4%増)、経常利益88億円(3.5%増)、四半期純利益48億円(2.0%増)を見込んでいる。

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