松屋フーズHD/4~9月、新規出店などで売上高15.5%増
2023年11月06日 16:19 / 決算
松屋フーズホールディングスが11月6日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高590億3100万円(前年同期比15.5%増)、営業利益16億600万円(590.5%増)、経常利益18億8500万円(23.0%減)、親会社に帰属する当期利益13億2700万円(39.3%増)となった。
<松屋の店舗>
売上高については、既存店売上が前年同期比11.2%増と前年を上回ったことに加え、前年度以降の新規出店による売上増加分が寄与したことなどで増収。エネルギー費、各種調達価格の上昇により、原価率は前年同期の33.6%から34.2%と上昇している。
一方、売上高の増加で固定費の占める割合が低下したことなどにより、販売費・一般管理費については、前年同期の65.9%から63.1%に改善。同社が重視しているFLコスト(売上原価と人件費の合計。FOODとLABORに係るコスト)の売上高比は、前年同期の66.4%と同様で前年並みの推移となった。
新規出店については、牛めし業態17店舗、とんかつ業態4店舗、鮨業態2店舗、その他業態2店舗の合計25店舗を出店。一方で、直営の牛めし業態店5店舗、海外・その他業態3店舗の合計8店舗については撤退した。また、台湾の子会社が連結対象会社となったことで、既存店5店舗が加わり、期末店舗数はFC店を含め、1232店舗(うちFC5店舗、海外12店舗)となった。業態別内訳は、複合化によるとんかつ業態からの牛めし業態への業態変更1店舗、その他業態からとんかつ業態への業態変更1店舗を実施し、牛めし業態1008店舗、とんかつ業態183店舗、鮨業態11店舗、海外・その他の業態30店舗となっている。
新規出店を除く設備投資は、131店舗の改装(全面改装2店舗、一部改装129店舗)を実施したほか、工場生産設備などに投資を行ってきた。
通期は、売上高1234億円(15.8%増)、営業利益35億円(138.4%増)、経常利益40億円(2.2%増)、親会社に帰属する当期利益22億円(75.3%増)を見込んでいる。
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