ワタミ 決算/4~6月営業利益2.6%増、飲食需要が回復

2024年08月09日 16:55 / 決算

ワタミが8月9日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高214億1400万円(前年同期比8.8%増)、営業利益10億4600万円(2.6%増)、経常利益21億7200万円(6.2%増)、親会社に帰属する当期利益17億100万円(4.6%減)となった。

国内外食事業における売上高は82億6000万円(12.1%増)、セグメント利益は3億8300万円(22.8%増)。

6店舗撤退し、第1四半期連結会計期間末の店舗数は322店舗となった。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが、2024年4月から季節性インフルエンザと同様の対応となるなど、飲食業界における経済活動は、通常の状態まで回復している。売上高の増加と、これまで進めてきた生産性向上、固定費削減により、着実に業績は向上しているという。

宅食事業における売上高は100億2100万円(0.4%増)、セグメント利益は11億7200万円(13.3%増)。

営業拠点数は523カ所となり、調理済み商品の累計配送数は1450万6000食(5.4%減)となっており、調理済み商品の配送数が減少したが、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが変更になったことから、中食需要が減少したためだとしている。ただし、単価増の影響により、増収増益となった。

海外事業における売上高は24億3400万円(48.2%増)、セグメント損失は2300万円(前年同期は1900万円の利益)。

1店舗の新期出店と2店舗の撤退を行い、店舗数は55店舗となった。円安の影響で、増収減益となっている。

また、2025年3月期の連結業績について、中東やウクライナ紛争等の先行きの不透明感や世界経済に及ぼす不確実性により、合理的に算定することが困難だったことから公表していなかったが、第1四半期会計期間までの業績動向を踏まえ、通期の予想を開示した。

通期は、売上高881億円(7.0%増)、営業利益41億円(9.2%増)、経常利益46億円(23.0%減)、親会社に帰属する当期利益37億円(11.7%減)を見込んでいる。

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