ジーフット 決算/3~8月、不採算店舗閉鎖で営業損失解消

2024年10月10日 12:07 / 決算

ジーフットが10月9日に発表した2025年2月期第2四半期決算によると、売上高322億7300万円(前年同期比4.1%減)、営業利益1億1800万円(前期は4億9000万円の営業損失)、経常損失4400万円(前期は6億1500万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期損失1億5900万円(前期は8億円の当期損失)となった。

売上高は、不採算店舗の整理により前年同期より30店舗減少したこと等もあり減収となったものの、事業構造改革でお客のストアロイヤリティ(信頼度、愛顧度)向上を目的に、地域の顧客情報や店舗特性に基づいた品揃え・販売サービス改革に取り組んできたアスビーブランド統一店舗の売上が好調(対象116店舗:売上8.6%増)だったこと等により既存店前年同期比は4.3%増となった。

グループの店舗数は、3店舗の出店と7店舗の退店を行ったことにより店舗数649店舗(単体では642店舗、当期期首差4店舗減)だった。

売上総利益高は、MD構造改革でこれまでの業態(店舗屋号)起点だった品揃えを、地域の顧客情報やトレンドに基づいたスポーツ&キッズシューズ中心の品揃えに変えたことや投入アイテム数の絞り込みと1アイテム当たりの発注数量を増加させたことによる正価販売率の改善で、売上総利益率が増加(実績44.3%、前年同期から0.4ポイント増)した。

組織・コスト構造改革では、店舗人員再配置による勤務シフトの見直しや業務デジタル化による定型業務の効率化(自動化・簡略化)、店舗賃料減額等による継続的なコスト削減と売上に応じたコスト最適化の取り組みにより、販売費・一般管理費は前年同期から10億7700万円減少の141億8600万円(7.1%減)の実績となった。

EC事業の成長と拡大では、利便性向上と店舗業務効率改善を軸にオンラインとオフラインの融合を進めるため、その中核を担う自社アプリ(アスビーアプリ)のリニューアルを3月度に実施した。中間連結会計期間末では、累計アプリ会員数は60万人を突破した。また、販売機会ロス削減への取り組みとして、二次元バーコード読み取りによるお客のスマートフォンを介した商品在庫検索機能の導入をした。

通期は売上高640億円(0.9%減)、営業利益5億円、経常利益2億円、親会社株主に帰属する当期利益1000万円の見通し。

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