イオン/6月はイオンリテール既存店2.1%増、盛夏商材など好調
2025年07月10日 15:38 / 月次
イオンが発表した6月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール2.1%増、イオン北海道1.7%増、イオン九州5.7%増となった。
スーパーマーケットでは、マックスバリュ東海1.9%増、フジ3.1%増だった。
CVSのミニストップは1.5%増、専門店ではキャンドゥ0.7%増、コックス8.0%減、ジーフット10.8%減となっている。
<主な連結各社の6月売上高前期比伸び率一覧>
業態 | 社名 | 前年同期比 | |
全店 | 既存店 | ||
GMS | イオンリテール | 3.1%増 | 2.1%増 |
イオン北海道 | 9.0%増 | 1.7%増 | |
イオン九州 | 4.3%増 | 5.7%増 | |
SM | マックスバリュ東海 | 3.1%増 | 1.9%増 |
フジ | 3.4%増 | 3.1%増 | |
CVS 専門店 |
ミニストップ | 0.1%増 | 1.5%増 |
キャンドゥ | 3.5%増 | 0.7%増 | |
コックス | 7.7%減 | 8.0%減 | |
ジーフット | 13.0%減 | 10.8%減 |
6月は、記録的な高温を受け、環境省や自治体と連携し、熱中症対策の啓発活動を強化。全国のイオンモールやショッピングセンターでは、涼しさと楽しさを体験できるイベントを開催した。お米の品薄と価格高騰への対応として、政府備蓄米約2万トンをグループで一括調達し、GMS、SM、DS、H&W事業の店舗での販売を開始している。
総合小売事業のイオンリテールは、4カ月連続で前年の既存店売上高実績を上回った。衣料品では、夏の季節に最適なTシャツやインナーなどの売り込みを強化した「FASHION FEST(ファッションフェス)」のセールスが奏功。食品は、「ベトナムフェア」の実施や、飲料・米・盛夏商材の好調などで、同前年実績が34カ月連続で上回った。
ヘルス&ビューティケアは、ひんやりコスメなどを強化した化粧品や調剤などがけん引し、4カ月連続で前年実績を超えている。
イオン九州では、アプリクーポンの対象商品拡充や生鮮食品特売日の「名物化」の展開が奏功し、好調に推移した。
マックスバリュ東海では、「じもの(地域商品)」の品ぞろえや得意日での生鮮価格の強化、冷凍食品やトップバリュを拡充した店舗のリニューアル、移動スーパーの稼働エリア拡大などの取り組みを継続し、既存店売上高が8カ月連続で前年を上回っている。
ディスカウントストア事業のビッグ・エーでは、店舗の活性化を積極的に推進したことに加え、価格訴求型のベストプライスやDS専用PBを強化したことで、客数の増加につながったことが奏功。既存店売上高が好調に推移した。
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