ワールド 決算/3~8月は、EC売上好調・プロパー重視で増収増益

2024年10月10日 12:05 / 決算

ワールドが10月3日に発表した2025年2月期第2四半期決算は、売上収益1101億1300万円(前年同期比6.8%増)、営業利益78億9000万円(34.4%増)、税引前利益73億4700万円(34.7%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益46億6900万円(41.9%増)と、増収増益となった。

売上収益では、店舗売上が前年の新型コロナウイルス感染症の5類移行による店頭回帰に伴う押し上げ効果の一巡による影響を受けたものの、好調なEC売上がそれをカバーする格好で前年同期間より大きく伸長した。ただ、アパレルブランドを中核とするブランド事業において、8月を中心とした端境期の晩夏・初秋商材の品揃えには量・質の両面で依然として課題を残しており、売上機会を的確に捉えた商品を持つことで一段と収益を伸ばす余地が大きいという。

利益面は、端境期品揃えの改善や四半期評価ルールへの適応に課題を残したものの、店舗とECの両販路で引き続きプロパーを重視した売り方に努めた結果、売上総利益率は59.4%と前年同期差0.3ポイント改善した。

販売費・一般管理費は、従業員処遇の改善に伴う人件費が増加したものの、経費コントロールの徹底で販管費率を52.1%と前年同期差1.4ポイント改善した。結果として、本業の稼ぐ力であるコア営業利益の牽引によって、全ての利益段階が前年同期より増益となった。

通期は、売上収益2300億円、営業利益155億円、税引前利益145億5000万円、親会社の所有権に帰属する当期利益85億円の見通し。

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