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アオキスーパー 決算/2月期減収増益、当期利益が黒字転換

2024年04月16日 15:16 / 決算

アオキスーパーが4月12日に発表した2024年2月期決算によると、営業収益878億7700万円(前年同期比3.7%減)、営業利益19億9200万円(291.8%増)、経常利益20億7100万円(252.5%増)、四半期純利益15億4000万円(前期は3億5900万円の損失)となった。

アオキスーパー

販売促進策は、四半期に一度の大感謝祭・週に一度のジャストプライスセールや日曜朝市といった、生鮮食料品に強みを持つ食品スーパーである同社の特色を前面に打ち出した。月に一度、第2水曜日は鮮魚を中心の「魚の日・新鮮大漁市」、第3水曜日は野菜や果物を中心とした「青果の日・青果大市」、29日は精肉の「肉の日」として、旬の食材やお値打ち品を多数取りそろえた企画を継続した。

また、ポイントカード会員を対象としたポイント〇倍デーや商品に応じたプラスポイント付与に加え、電子マネーの利用促進策として、チャージボーナス〇倍デー、抽選で電子マネーが全額戻ってくるキャンペーンを実施した。

店舗政策では、2023年3月にあま坂牧店・4月に福徳店を新設した。これらの店舗では、水産部門とデリカ部門の連携を強め、季節や旬に応じた鮮度感のある総菜売り場の展開、太陽光発電設備の設置によるCO2削減など、新たな取り組みを行っている。

DX施策では、2023年3月「アオキスーパー公式アプリ」と連携する電子レシートサービスの提供を開始し、2024年2月末現在で7万9000件を超える登録数となっている。

2023年8月に5店舗で開始したコード決済を2月末現在で14店舗まで拡大するなど、今後はクレジットカード決済を含めたキャッシュレス決済の全店舗導入を予定している。

そのほか、顧客ニーズの多様化や共働き世帯の増加など社会環境の変化に対応するサービスとして「クイックコマース(即時配達)」をONIGO、WoltJapanと提携し、4店舗において開始した。

なお、同社はMBOにより、上場廃止となる予定のため、2025年2月期の業績予想は公表していない。

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