サイゼリヤ 決算/9~2月増収増益、食材高騰で通期利益を下方修正

2025年04月09日 17:04 / 決算

サイゼリヤが4月9日に発表した2025年8月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1215億7200万円(前年同期比16.2%増)、営業利益61億8500万円(4.2%増)、経常利益64億7800万円(0.1%減)、親会社に帰属する当期利益46億6900万円(82.8%増)となった。

サイゼリヤ

日本事業は、ゾーンマネジャーの増員による店舗組織の改善、メニュー施策やDX活用の効果などにより既存店の客数、客単価は引き続き、増加している。

一方、昨年から続く米価格の高騰や円安による食材価格やエネルギー価格の上昇の影響を受けており、売上高は798億1400万円(18.5%増)、営業利益は6億4400万円(1747.7%増)となっている。

豪州事業は、同社で使用する食材の製造を行っており、売上高は54億1500万円(15.8%増)、営業利益は2億1600万円(37.4%減)となった。

アジア事業は、新規出店を継続的に進め、店舗数が増加したことなどにより、売上高は417億5500万円(12.0%増)、営業利益53億3500万円(4.0%減)。

日本事業では2024年9月、店舗マネジメントレベルと店舗QSCのさらなる向上のため店舗運営部組織ではゾーンマネジャーを2名増員し、7名にして7ゾーン体制とした。

QRコードと顧客の携帯端末を使った注文方式を、2025年2月末現在で600店舗に導入し、2025年8月までに全店導入を予定している。

店舗面では、未出店県である愛媛県に2024年11月、大分県に2024年12月に出店をした。

2025年2月、既存商品の品質向上のため、春のメニュー変更を行った。

なお、2025年1月にベトナムサイゼリヤを設立したため、中間連結会計期間から連結の対象範囲に含めている。

通期は、米価格、野菜などの食材価格上昇のため、利益面を下方修正した。

売上高2587億円(15.2%増)、営業利益は前回予想比11億円減の155億円(4.3%増)、経常利益7億円減の157億円(0.7%増)、親会社に帰属する当期利益103億円(26.4%増)を見込んでいる。

サイゼリヤ/イオンスタイル松山店に愛媛県2号店6月上旬オープン

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