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三陽商会/12月は寒波で防寒衣料が好調、売上3%増

2015年01月14日 / 月次

三陽商会が発表した12月度商況によると、全社における12月の店頭販売額(前売)は前年対比3%増となり、7月~12月の店頭販売額(前売)も5%増となった。

12月は全国において本格的な寒波があり、東京における平均気温は昨年対比で1.6度低く、ここ10年の平均気温対比でも1.0度低い状況となった。降水量はほぼ平年並み、日照率も平年並みだったが、厳しい寒さが多い天候となった。

天候要因を受け、衣料市場全体として防寒衣料の需要が拡大し、売上の核となった。コート、パンツ、スカート、ニットなどが好調な売上を示し、前年よりも日曜日が1日少ない状況でも、前年売上を上回る推移となった。

紳士服では、ウールコート(数量前年比22%増)、ダウンコートなどのウール以外のコート(13%増)、パンツ(6%増)などが好調。婦人服ではウールコート(15%増)、ニット(8%増)、スカート(3%増)などが好調だった。

一方、12月中旬以降セール時期を翌月に控え、カット・ソーなどのカジュアルアイテムの売上がやや鈍化した。

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