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イトーヨーカ堂/2月期は売上高1.0%減、営業利益22.6%増

2011年04月07日 / 決算

セブン&アイホールディングスが4月7日に発表した2011年2月期決算補足資料によると、イトーヨーカ堂の売上高にあたる営業収益は1兆3736億7000万円(1.0%減)、営業利益21億5500万円(22.6%増)となった。
大型ショッピングセンター「Ario(アリオ)」を含む6店を開店する一方で、地方の店舗を中心に10店を閉鎖、期末店舗数は170店となった。商品粗利率は29.1%(0.1ポイント増)となった。
商品部門別売上高は、衣料2550億5200万円(6.2%増)、住居1894億8100万円(14.1%減)、食品6564億9100万円(1.1%減)、商品売上計は1兆1010億2400万円(2.1%減)となった。
テナント売上高は2330億5600億円(4.8%増)、その他152億6400万円(14.7%減)。
なお、商品区分の見直しに伴い、2011年2期から衣料と住居の売上高の一部を組み替えている。2010年2月期の商品区分に合わせた場合のの前期比は衣料が4.4%減、住居が2.6%減となる。
既存店売上高伸び率は2.5%減、客数は1.3%減、客単価は1.2%減となった。
2010年9月にはロフトと共同開発した生活雑貨専門店「tanosia  (タノシア)」をイトーヨーカドー店舗内に開店するなど、グループの専門店を活用した売場づくりを進めた。
衣料品分野では、機能性肌着等のオリジナル商品の開発と販売を強化するとともに、婦人衣料の新しいブランドを立ち上げた。しかし、消費者の節約志向が依然として強いことに加え、残暑の影響などから特に衣料品の売上が弱含みで推移したことにより、既存店売上高は前年割れとなった。
来期では営業収益は1兆3430億円(2.2%減)、営業利益60億円(178.3%増)の見通し。

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