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スズケン/4月~6月は卸間の競争激化で営業損失18億円

2011年08月08日 / 決算

スズケンが8月5日に発表した2012年3月期第1四半期決算によると、売上高4456億1200万円(前年同期比4.2%増)、営業損失18億4300万円(前期は28億3900万円の営業利益)、経常利益21億6300万円(67.3%減)、当期利益13億円(67.5%減)となった。
医療用医薬品市場では、高齢化の進展に伴う生活習慣病関連薬剤や春先の花粉大量飛散によるアレルギー性疾患治療剤などの市場拡大により、穏やかながら伸長した。
しかし、依然として価格交渉の難航や卸間での競争激化が続いており、医薬品卸を取り巻く経営環境は厳しい状況にある。
医薬品卸売事業では、「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」による緊急提言を受け、流通改善に取り組むとともに2010年4月に試行的に導入された制度(新薬創出・適応外薬解消等促進加算)の恒久化に向け、引き続き個々の医療用医薬品の価値に見合った価格交渉に努めた。
売上高は市場が伸長したことで順調に推移したが、利益は価格交渉の難航や卸間での競争激化が続き、厳しい状況となった。
通期は、売上高1兆8420億円(5.1%増)、営業利益31億円(42.3%減)、経常利益182億円(9.1%減)、当期利益100億円(3.9%増)の見通し。

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