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NEC/複数の電子マネー決済に対応したリーダーライター端末発売

2009年06月24日 / IT・システム

日本電気は6月24日、複数の電子マネーでの決済に対応しその機能をオンラインで追加搭載できる「マルチサービスリーダーライター・システム」で、マルチサービスリーダーライター端末の「MS-RW」を開発、同日に発売すると発表した。

この製品は、吉野家がイオングループの電子マネーWAONの対応として先行的に導入を決定しており、2010年度に東日本エリア700店舗への展開を予定している。

マルチサービスリーダーライター・システムは、コンビニエンスストア・スーパー・自動販売機などに設置されるリーダーライター端末と、各リーダーライター端末、各電子マネー事業者を結ぶ後方システムセンターで構成される。

流通・サービス事業者などのリーダーライター端末設置者は、センターから様々な電子決済アプリケーションをネットワーク経由でダウンロードし、扱う電子マネーを選択してリーダーライターに追加搭載することが可能。

MS-RWは、店舗などに設置されるPOS外付け型の従来端末をコンパクトにしたもので、従来機比で約50%縮小した(縦88mm×横128mm×高さ173mm)国内最小クラスの大きさという。

プリペイド/ポストペイ含め、最大8種類のサービスを同時に搭載でき、電子マネー選択ボタンを標準実装しているため、POSにカスタマーディスプレイを実装していなくとも、新端末の導入のみで、消費者が利用する電子マネーを選択できる。日本電気は今回の新機種も含め、店舗設置タイプのリーダーライター端末を、2012年度までに5万台の販売を目指す。

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