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新東京インターナショナル/負債55億円で民事再生法

2010年04月01日 / 経営

帝国データバンクはによると、新東京インターナショナル(資本金9000万円、港区南青山1-15-18、、代表十見(じゅうみ)裕氏、従業員75名)が4月1日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

同社は、1988年12月設立の水産物製造・加工会社。生鮮魚介類や冷凍魚介類の扱いからスタートし、89年4月に現商号となった。99年12月に米国シアトルに現地法人を設立するほか、2003年12月に子会社を設立、2004年6月にも食品加工工場を買収している。

2005年11月には民事再生法の適用を申請した同業他社を買収して子会社とし、冷凍寿司の製造・販売に進出した。2006年1月には大手コンビニエンスストアから10%の出資を得た子会社を設立し、同業他社から営業権を取得して、千葉県に大手コンビニエンスストア専属の水産物加工工場を稼動させるなど事業を拡大した。

昨今は大手コンビニエンスストアのプライベートブランドのおにぎりや弁当の製造販売など加工食品の扱いが大半を占めるようになり、コンビニエンスストアのタスポ効果や中食需要の波に乗り、2009年5月期の年売上高は、約145億2900万円を計上していた。だが、業容を急速に拡大させる一方で内部留保に乏しく、財務基盤が脆弱だった。

負債は、2009年5月末時点で約55億3400万円だが、変動している可能性がある。

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