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ドンキホーテHD/創業者の安田隆夫会長兼CEO、代表取締役を退任

2015年02月05日 / 経営

ドンキホーテホールディングスは2月5日、創業者で代表取締役会長兼CEOの安田隆夫氏から、代表取締役退任の申し出があったと発表した。

<安田隆夫氏>
安田隆夫氏

6月30日付で、安田氏は代表取締役を退任し、創業会長兼最高顧問に就任する予定だ。

安田氏は、1980年にジャスト(現ドンキホーテホールディングス)を設立、1989年に総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」第1号店を開店して以来、外的環境が激しく変化する中、2000年に東証一部上場を果たし、顧客最優先主義に基づく独自の戦略や効果的なM&Aにより着実に業績・店舗網拡大を図ってきた。

2013年には純粋持株会社体制に移行し、連結売上高6000億円を超える総合小売グループに成長した。

安田氏は「気力、体力ともに十分なうちに自らの意志で退くことこそ、グループが長期に渡り隆々と栄えていくための絶対条件である」考えているという。

これまで現場への大幅な権限委譲、「商売の権限委譲」を徹底することにより、流通業界に確固たる地位を築いてきたのと同様、第二の権限委譲である「経営の権限委譲」を実行し、次代の経営陣に後を託すことこそが、グループをさらに未来永劫、繁栄させる礎になると確信している。

「経営の権限委譲」は、安田氏が勇退することでしか成り立たないことは明確だった。そのため、消費税増税をはじめとした大激動の2014年を業績好調のうちに乗り越え、区切りのよい年度末をもって代表取締役を退く決意をしたという。

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