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オンワードHD、C Channel/WEB専門婦人服ブランド「Two Faces」発表

2017年03月03日 17:23 / 商品

C Channelとオンワードホールディングスは3月3日、異業種コラボレーションによるBeauty&Fashion WEBブランド「Two Faces(トゥーフェイシーズ)」を発表した。

<トゥーフェイシーズの一例>

3月15日から「C CHAN Shopping」、「ONWARD CROSSET」、「ZOZOTOWN」のみで販売する。

日々変化し多様化する顧客ニーズにスピーディーかつ的確に対応するため、女性のための全く新しい動画メディアを創造するインターネットメディア企業C Channelと、アパレルメーカーとして「モノづくり」のノウハウを培ってきたオンワードが共同事業として展開する企画。

C CHANNELは、「”女子の知りたい”を動画で解決」をコンセプトに、ヘアアレンジ、メイク、料理などの女性のHow Toコンテンツを中心に、C CHANNELが保有するクリッパーを通じて、さまざまな動画を自社メディアのほか、Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeで配信、アジアを中心にグローバルに情報を発信する「女性のためのファッション動画マガジン」。

「C CHANNEL」の人気クリッパー(動画投稿者)による旬のトレンド情報・リアルライフスタイルを商品開発に活かし、オンワードが企画・生産を担うことにより、新時代のWEBブランドを生み出した。

<商品の一例>

ターゲット層は20代の女性。主要アイテムの価格帯は、コート税別6900円~1万900円、ジャケット5900円~7900円、ワンピース5900円~7900円、パンツ・スカート4900円~6900円、ブラウス3900円~5900円、ニット・カットソー2900円~5900円、アクセサリーなど1900円~3900円。

若年層をターゲットとしているため、オンワードが展開する既存ブランドよりも値ごろ感のある価格設定とした。

WEBブランドであるため、店舗がなく、家賃・販売員のコストもない。オンワードは、商品開発のための情報収集やデザインに徹し、生産は協力工場を活用したOEMとすることで、値ごろ感のある価格を実現したという。

商品開発チームはオンワード2人、C CHANNEL2人の合計4人。オンワードでは商品開発に半年程度の期間がかかるが、Two FacesではOEMを活用して商品開発期間を1か月程度に短縮した。

ニーズがあるときに、ニーズがあるものを作るを体制を目指し、可能な限り早い商品投入を目指す。

<保元社長(左)、森川社長(右)>

オンワードHDの保元社長は「オンワードのお客様は百貨店が主流のビジネスだったこともあり、30代~50代が多い。20代や20代以下に売れる商品を開発したかった。C CHANNELは6億6000万回の再生階数があり、それ自体が魅力だ。越境ECにも取り組んでおり、世界のお客様に商品が売れる」と語る。

C Channelの森川亮社長は「昨年12月からEコマースを開始した。従来は何かほしいものを検索して購入しているが、コンテンツを見ているうちに何かを買いたくなる仕組みに挑戦している。中国では、インフルエンサーがブランドを立ち上げている事例もあり、今回の取り組みで、新たなブランドを立ち上げる第一歩とした」と語った。

「C CHANNEL」のクリッパー・読者モデルを活用した動画による着こなし提案・商品プロモーションなど、新たなショッピング体験を提案し次代のニーズを先取りすることで、顧客との接点を創造するという。

森川社長は「これまでもTVショッピングという仕組みは、コンテンツを見ているうちに何かが欲しくなり、商品を販売するという仕組みができていた。ただ、TVショッピングの利用者は50代以上となっている。いまの若い世代はTVをあまりみない。若者向けのTVショッピングをスマホの動画で提供するのがC CHAN Shoppingだ」と語る。

保元社長は「C CHANNELは動画あるため、Two Facesの商品特徴である昼と夜の着こなしの違いなどを分かりやすく紹介できる。本来、店舗で販売員がお客様に説明する内容と同等の内容を伝えることができ、店舗に変わる役割も期待できる」と語る。

C CHAN Shoppingは、動画商品を紹介するが、長い動画は閲覧されないため、40秒から45秒の動画を作成している。動画は短い時間であっても情報量が多いため、商品の美しさや機能性などを紹介できるという。

「Two Faces」のブランドコンセプトは、“Tokyoリアル”。オフィスでは人よりちょっとオシャレに、会社を出たらもっと華やかに、昼も夜も楽しみたい、そんな欲張りなTokyo女子に向けて、今この瞬間のリアルTokyoスタイルを提案する。

商品構成は、ヘアスタイルを演出するヘッドアクセサリーやイージーコスメ、最新のネイルグッズやバングル・指輪など手元を飾るアクセサリー。

衿や袖を外して昼はシンプルに、つければ華やかなデート用になるブラウスや、シンプルなワンピースを裏返すと、夜のパーティーにも活躍するレースワンピースになるリバーシブル仕様など、昼夜“2つの顔”を持つ2wayアイテム・トレンドアイテムをラインアップする。

今回の異業種コラボレーションにより、CChannelは、Beauty、Fashion関連動画のコンテンツとして取り上げていくとともに、「C CHAN Shopping」内において自社開発(コラボレーション)ブランドとして展開することで商品の拡充を進める。

オンワードは、「ONWARD CROSSET」における新たな顧客層の開拓を推進し、WEB発のブランドをオンラインで成長させ、将来的にはオフラインで展開するオムニチャネル戦略の第2段階となるビジネスモデルの構築を目指す。

■C CHAN Shopping
https://cchanshopping.shop-pro.jp/

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