ファミリーマート/受注生産型「ファミバーガー」実験販売、首都圏50店で
2018年03月13日 17:00 / 商品
ファミリーマートは3月13日、店内でお客の注文を受けてから商品を提供する新商品「ファミバーガー」の実験販売を5月から首都圏の約50店で開始すると発表した。
ファミチキバーガー税込260円、ファミコロバーガー160円、フィッシュバーガー230円の3種類を販売する。
ファストフードで人気の「ファミチキ」(税込180円)、「ファミコロ(牛肉コロッケ)」(80円)、「フィッシュフライ」(150円)を活用した新商品で、80円でバーガー専用パンを販売し、お客自身が自分で具材をパンに挟んで完成させるのが特徴。
お客からの注文を受けると、店員が別売りの冷凍パンをレンジで温め、パン、具材、ソースをお客に手渡す。お客は自分自身でパンに具材を挟みソースをかけてバーガーを作る。
注文を受けてから店員が商品を作り提供するには、飲食店の営業許可が必要なため、お客自身が商品を仕上げるオペレーションを採用した。
冷凍パンを使用するため廃棄ロスが低減できるほか、フライヤー商材を活用しているため欠品によるチャンスロスを防げるという。
実験店舗は、郊外ロードサイド店、市街地、駅前などさまざまな立地の直営店で、アイテム別の販売動向や店舗でのオペレーションの負担などを検証するという。
常務執行役員商品本部長・物流・品質管理本部長の佐藤英成氏は、「加盟店に負荷をかけずに、ロスも出さないことをコンセプトに商品を開発した。今後、どんな作業で何分かかるのか、どの商品が何個うれるのかをしっかりと検証したい」と語る。
ハンバーガー市場の規模はドーナツの2倍以上の3000億円と推定される。フライヤー商材とパンを組み合わせ販売することで、客単価のアップを図るとともに、できたてのおいしさをバーガー店より安価で提供する。
ハンバーガー市場は、マクドナルドの大量閉店・顧客離れで一時利用機会が減少した。2014年はの推定市場規模は前年比2.2%減の3117億円で、ファミリーマートのバーガーメニュー日商前年比も3.4%減となった。
2015年以降は、マクドナルドの復活とともにハンバーガー市場も拡大し、2017年の市場規模は3308億円(0.6%増)、ファミリーマートのバーガーメニュー日商6.3%増となった。
ファミリーマートでは、バーガーメニューの全社販売額が店舗数の増加に合わせて伸長しているほか、個店日商についても2015年以降、伸長しているという。
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