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コジマ/直営酒売場を「新座店」に初導入、酒類販売に参入

2018年06月28日 15:30 / 商品

ビックカメラグループのコジマは6月30日、埼玉県新座市の「コジマ×ビックカメラ 新座店」に酒類売場を導入する。

<酒類売場のイメージ>
酒類売場のイメージ

2018年8月期下期の新規施策の一環で、新たに来店頻度が高い酒類売場を導入することで、コジマを利用していないお客を取り込み、より地域に密着した店舗を目指す。

酒類売場面積は約180m2で、国内外のビール、ワイン、ウイスキーに加えて、日本酒や焼酎など、地域最大級となる約3000種類の酒を展開する。

ビールは、約100種類の海外ビールやクラフトビールをそろえる。

ワインは、高品質なワインをリーズナブルに楽しめるように、金賞受賞ワインなどをメーカー希望小売価格の半額で販売するほか、10万円以上の高級品も取り扱う。おつまみ類やソフトドリンクも販売する。

コジマは2015年3月14日に、静岡市の「コジマ×ビックカメラ静岡店」に、ビックカメラの子会社ビック酒販が運営する酒類売場(約2000種類)を導入した。

今回は、コジマが酒類売場の運営主体となり、初めて直営の酒類売場を展開する。コジマ店舗では、2店目の酒類販売店舗となる。

コジマが直営で酒類売場を運営するため、仕入れはビック酒販を介さず、コジマが直接行い、接客もコジマが社員が担当する。

仕入れや接客などを行うため、コジマでは酒類専任の担当者を任命し、ビック酒販で研修を行った。

今後の酒類売場の導入は未定だが、コジマが直接、酒類売場を運営することで、商業施設内に出店しているコジマの店舗でも酒類売場を導入しやすくなるメリットがある。

郊外ロードサイド型店舗が主力業態のコジマの中で、新座店は旗艦店の一つとして位置付けられている。新座店の販売実績を検証して既存の「コジマ×ビックカメラ」への酒類売場の導入を行う予定だ。

新座店は2013年9月に「コジマ×ビックカメラ新座店」としてリニューアルしている。今回、ビックカメラとは異なる郊外ロードサイドという立地を意識して、ビール類の品ぞろえを強化した。

酒類売場の導入を記念して、新座店では、3週間連続の試飲イベントを6月30日~7月15日の土日限定で実施する。

販売員オススメのワインのほか、人気のスパークリングワインや、イチゴやカシスなどを使ったワインなど、16種類のワインを試飲する予定だ。

家族でもイベントに参加できるように、子どもへお菓子のプレゼントも用意する。

なお、ビックカメラグループの酒類・飲料売上高は、2018年8月期第2四半期が35億8400万円(前年同期比22.5%増)、2017年8月期が58億5700万円(8.1%増)だった。

■コジマ×ビックカメラ新座店
所在地:埼玉県新座市野火止6-1-10
TEL:048-482-9900
アクセス:国道254号線沿い野火止交差点近く
売場面積:2800m2
営業時間:平日10時30分~21時、土日祝日10時~21時
駐車場:127台
フロア構成:1階駐車場、2階売場、3階売場

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